出張の度にビジネスホテルを利用しているが、その中でも特に好きなのが、「スーパーホテル」だ。(・∀・)
この本は、創業者・山本梁介氏と神戸大学の教授・金井壽宏氏の共著。どこが画期的なのか、そしてどのようにしてそのサービスが誕生したのか、を解説。そのエッセンスを紹介しよう。
・市場が成熟したホテル業界に、スーパーホテルは1996年に新規参入し、現在では105店舗(全国38都道府県に104店舗、海外ではタイに1店舗)を展開しています。客室稼働率は平均で90%、お客様のリピート率は72%に達しており、会社はこの10年間、増収増益を続けています。スーパーホテルはビジネス客にターゲットを絞ったホテルであり、1泊朝食付きで5120円からのお値段でお泊りいただけます。しかし、低価格だけを売り物にしてわけではありません。
・客室には電話を引いていません。これもホテル業界の「非常識」かもしれません。これだけ携帯電話が普及している世の中になったのに、客室に電話を置いていないホテルはいまだにスーパーホテル以外にはありません。しかし、客室に電話がなければ、当然、電話を引く費用や課金装置を設置するための初期投資が必要なくなります。また電話を客室に取り次ぐ業務も必要なくなるため、ホテルの人員を減らすことが可能となり、ランニングコストの低減にもつながります。
その他、「ノーキー・ノーチェックアウトシステム」「ベッドの脚をなくして91分掃除時間が短縮」「「ぐっすり」に徹底的にこだわる」「温泉が生んだダブル効果」「お客様と一緒にエコ活動」…など。
確かに画期的だわ!人気があるのも頷ける。あらゆる業種において他者との差別化のヒントになるね。オススメです。(・∀・)