「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ショージ君の時代は胃袋だ」(東海林さだお)

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 毎日毎日「新型コロナ」の話題ばかり。いやだね…。やっぱり免疫力をつけるために「よく寝て、よく食べて、よく歌って、よく笑うこと」尽きる!んじゃないかな。そんなときは東海林さだおセンセイの本を読むことです!(・∀・)♪

 

「ラーメン名店巡礼、学生居酒屋探検記、カフェバーの利用法、サンドイッチとホットドッグの正しい食べ方等この空前の胃袋時代をどう生き抜いていくかを示唆する“笑撃”の書」そのエッセンスを紹介しよう。

 
・数ある丼物の中で、そのチャンピオンはやはりカツ丼であろう。重量感、満腹度、魅惑性、興奮度、そのどれをとっても王者にふさわしいものがある。注文したカツ丼が到着し、いよいよそのフタを取ることになる。人はこのときすでにかなりの興奮を覚えるものである。カツ丼には犯人がよく似合う。一方天丼は職人がよく似合う親子丼もやはり田園調布の初老の婦人が似合う。また、天丼とカツ丼は上にのせるものだけで一品たりうる親子丼の場合はそうはならない。カツ丼のカツは、独立してトンカツになり得る。すなわち自立してゴハンなしでも充分やっていける。天丼もしかりである。エビ天は、天ぷらとして一品たりうる。親子丼の場合は、上にのせるものだけでやっていくことはできない。親子丼の上の部分です」といって世間に出ていくことはできない上にのせるのと、ゴハン運命共同体となっているのである。
 
・丼のつくものはだいたい好きだ。牛丼、天丼、親子丼、うな丼、カツ丼、玉子丼。中華丼に天津丼、イクラ丼と、いくらでもどんどんあげることができる。どん、という響きもわるくない。財界のドン、競艇会のドン、球界のドン、などといういい方もある。では丼界のドンはなにか値段、味、腹ごたえ、栄養などの観点から絞っていくと、丼界のドンはやはりうな丼、ということになる。
 
カツサンドの名称は、最初のひとかじりだけで、あとは単なる「二枚重ね食パン」となり、味気なく、寂しく、物悲しい気持ちを味わわなければならない。
 
 その他、「丼物について」「ホットドックについて」「家族計画について」「旅館の朝食について」「オリンピックについて」「ラーメンの名店について」「勝負ごとについて」「クラシック音楽について」「マクドナルドについて」「学生居酒屋について」「最近のプロ野球について」「葬祭新聞について」など。
 
笑い飛ばして、免疫力をつけよう!これぞ「読む予防接種」です。オススメです!(・∀・)♪

 

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