「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「手紙屋 蛍雪篇 〜私の受験勉強を変えた十通の手紙〜」(喜多川泰)

私が高校三年の大学受験の時、私は集中力が無いので、勉強する時は、一日3時間が限界だと決めていた。塾や予備校に通わず、「ラ講(大学受験ラジオ講座)」だけを繰り返し反復して、それ以外の時間は、ギターを弾いて歌っていた。ギターと歌が青春だった。たまたま第一志望の大学に現役に合格してしまったので、「受験生」とか「受験地獄」とかとは無縁で、今から思うとけっこう楽しい高校三年生だった。(・∀・)


さて、この本。受験や勉強に悩んでいる親や子どもは必読!「なぜ勉強しなければならないのか!?」が腑に落ちるのではないだろうか。そのエッセンスを紹介しよう。


はじめまして、手紙屋です。私と手紙のやりとりをしてみませんか?きっとあなたの人生のお役に立てるはずです。まずは、私に手紙を出してください。最初の一通は“無料”です。手紙屋は私のビジネスですから二通目以降は無料というわけには参りません。どういう契約内容なのかは、一通目のお手紙でお知らせしようと思います。一通目が気に入らなかった方は、そこで私との関係は終了します。」


勉強も一つの道具です。「ナイフ」は人を傷つけることができます。「コンピュータ」だって、全世界の人たちとつながっているだけに、使い方を誤れば多くの人を深く傷つけることになりかけません。あらゆる道具は、間違った使い方をすると、必ず同じ結果を引き起こすんです。そう、「人を傷つける」ことになるんです。


私たち人間は原始の時代から、それまでにだれかが経験したこと、発見したことを受け継ぎ、学び続けてきました。つまり「勉強する」ことによって先人の知恵を学び、自分を磨き、昨日までの自分とは違う自分になるという変化をくり返してきたのです。そうやって文明を築いてきたからこそ、ほかの生物とは一線を画しているのではないでしょうか。この、ほかの動物にはできない英知の継承を「勉強」と呼んでいるわけです。


こんな手紙屋がいたらいいね。手紙屋をやってみたい気もする。オススメです。(・∀・)