「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「名門高校人脈」(鈴木隆祐)

私の高校時代で思い出すことといえば、フォークソング部でギターと歌を歌ったことしかない。(・o・)
勉強もした記憶もないし、恋愛は皆無だったし、スポーツ部ではなかったので、汗を流した記憶もない。

ただ、部室(書道教室)で指の先が血が出るほどギターを弾いて、声がかれるほどがなりたてて歌って、ギターケースを荷台に抱えて実家から通った自転車通学のみが鮮明に覚えているのだ。……私は高校時代、何をやっていたのだろうか……。(・o・)


さて、この本は、意外にオモシロイよー!「進学の名門300校を厳選!有名卒業生1700人から読み解く名門の魅力と実力。北は北海道から南は沖縄まで、歴史と伝統、高い進学実績を誇る名門校を厳選。校風、難関大学の合格実績、そして輩出した著名人約1700人を取り上げ、その高校の魅力・実力を探ろうとする試み」の本。そのエッセンスを紹介しよう。


なぜ、高校について一冊にまとめようと思い立ったか?理由はごく単純。親しい人たちと若い頃の話をすると、大学時代の話ではややかしこまった話しぶりの人も、高校時代の思い出話になると大いに盛り上がり、それを聞く私も自分自身のようにのめりこむことがしばしばあったからだ。部活、受験、恋……。多くの人にとって、高校時代こそ「青春」そのものではないだろうか。友人たちの生き生きとした回想を目の当たりにしながら、物書きとしての職業的嗅覚で、高校の話をテーマにするのも面白そうだ、と閃いたのだ。


どこの大学を出たか、よりも、どこの高校を出たか、を知るほうが、その人の「人となり」がわかるような気がしないだろうか。都会か郊外か、男子校か女子校か、進学校かスポーツの強い学校か、名物教師がいるか、特別な行事があるか、そして何より人生で一番多感な時期をそこで送ったということが、本人のキャラクター形成に大きく関わっていると思うのだ。


・出身校のデータを集めていくと、人物で構成されるジグソーパズルをパズルを作っている感覚に陥った。それまで個々の人物という断片にすぎなかったものが、高校を媒介に一つにつながり始めたのである。校風のようなものを感じ、名門といわれる学校ほど、このパズルも、それを構成する個人も、輝きをもった存在として私の目に映ってきたのである。


やっぱり神奈川県西部地方では、小田原高校だけかあ…。あとかろうじて平塚江南。ウチの西湘高校」は載っていないなあ…。やっぱり名門じゃなかったのかあ…。とにかく自分の高校があるかどうか探すのもオモシロイ。オススメです。(・o・)