「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「海女のいる風景 昭和の美しい海の女たち」(大崎映晋)

昨年、大ブレイクしたNHKあまちゃん(・ω<) 。時間帯がら、私はまったく見ていないし、ストーリーもよく分からないんだけど、あの印象的なテーマソングは、忘れられないよね。

さて、この本は、貴重だよ〜!世界遺産に指定したくなるような内容

1955年〜60年代にかけて撮影された「昭和の美しい海の女たちの姿が生き生きと伝わる、海女のフォト・エッセイ集。いまはもう見ることのできない「裸海女」の競演。海女の未公開フォト多数収録。その貴重な写真を紹介しよう。



水中で見る海女たちの、この世のものとは思えない人魚のような美しさ、彼女らの自然であけっぴろげな性格、自信に満ちた暮らしぶりが私を魅了した。そしてそこには、かけがえのない貴重な何かが存在している、といういうことにも気づかされたのである。私の感じた海女たちの魅力が、少しでも多くの人に届くこと、そして彼女らの暮らしぶりが伝わってくれればと、それがいまの私の希望である。




日本海に付き出した石川県能登半島の先約五十キロの洋上に、舳倉(へぐら)島はある。舳倉の人たちは、娘の出産は赤飯を炊いて祝うが、男子誕生のときにはどこにも知らせないでひっそりしている。娘の場合、十五歳くらいになると、一家族五人くらいなら、海人として難なく暮らしを立てていけるだけの稼ぎをするし、娘は三人いれば、蔵が建つなどと言われてきた。



まるで実写版のミロのヴィーナスのよう。全然いやらしさがないよね。今は絶対みられない写真が満載。オススメです。(・ω<)