「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「図説 絵とあらすじでわかる!日本の昔話」(徳田和夫)

五大昔話っていうのをご存知だろうか!?それは、「桃太郎」「花咲か爺」「猿蟹合戦」「舌切り雀」「かちかち山」なんだって。知ってた?


それらの物語が本当に伝えたかったこととは一体、何だろうか!?今、改めてあらすじをたどっていくと
、新しい気づきがある。そのエッセンスを紹介しよう。


・昔話は子どものためのものだとされていますが。それだけではありません。国や地域に暮らしていきた人びとが、長い時間をかけて練り上げ、伝えてきた民俗文化です。いうならば祖先からの贈り物。時代・世代を超えた人間の精神を写しとっていて、大人も楽しんできたものなのです。


・十五、十六世紀の室町時代後期から十七世紀前記にかけて、のちにお伽草子」(室町物語)と呼ばれるような絵つきの短編物語が登場した。草子(草紙)とは紙をとじ合わせた諸おm津のことで、その数は400種以上にのぼる。「お伽」とは、話をして退屈をまぎらわすことを意味する。当時の武将たちは戦のないときに、「お伽衆」と呼ばれる話し上手な芸能者か世上の話や故事を聞いて楽しんでいた。「伽」はまた興味関心を同じくするその状態もいう。したがってお伽草子という呼称には、物語をして仲間が睦み合う、話を語って聞かせるといいう意味が込められている。


・日本に伝わる昔話は。日本民族の昔話アイヌ民族の叙事文芸に二分される。さらに前者は、本土の昔話と南西諸島(沖縄と奄美地方)の昔話に分けられる。日本民族の昔話を国際的に捉えてみると、海外の昔話に比べて地域性の強いことが特徴である。これは伝承形態が祖父母や親から子や孫へ、その地方の方言をもちいて語り継がれてきたことによると考えられる。


・日本の昔話は本格昔話、動物ものガリ、笑い話、型式譚の4つに分類される。


・日本の昔話の特徴はストーリーの運び方にある。最初の二、三行で時、場所。主な主人公が紹介され、すぐに事件のはじまりとなり、一気に核心へと迫っていく。複雑な展開をみせるものもあるが、基本的には一本の線を真っすぐ進んで脇道にそれず、時間的に過去に戻る回想シーンなどは少ない、その結果、主題の提示が明快になる。


「桃太郎」「花咲か爺」「猿蟹合戦」「舌切り雀」「かちかち山」は、日本の五大昔話と言われている。


確かに!大人が楽しめる話だねえ。オススメです。(・ω<)