「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「プロ野球の職人たち」(二宮清純)

子どもの頃、憧れた職業はプロ野球選手。今度生まれ変わったら、絶対になりたいっ!!!一日24時間野球の話が出来るくらい野球が好きだ!

さて、この本は、野球ファン必携!これがプロの世界だ、職人の世界だ!そのエッセンスを紹介しよう。


「僕はね、夜の街に繰り出しても絶対にホステスさんとは手だけは握らなかった。右手ではね。そのくらい商売道具を大切にしたものだよ」。女性は化粧もするし、香水もつけている。当然、手でやるわけでしょう。その時点で女性の手は、いろんな成分を含んでいる。申し訳ないけど、そういう手を握ると。こっちの指先の皮膚感覚が鈍る恐れがあるんだな」(310勝投手・別所毅彦


日本の(高品質の)ボールと比べたら天と地ほどの違いがある。アメリカのボールはひとつひとつ全て違う。しかもツルッツル。まだ悩んでいます」(テキサス・レンジャーズ上原浩治



3000本安打張本勲は現役時代、決まって試合後、目に火照りを感じたという。無理もない、一日4打席として10球から20球。穴が空くほどボールを見つめるのだ。いや、見つめるのはボールだけではないピッチャーのクセやランナーの動作、内外野のフォーメーションにも視線を送り続ける。これだけ目を駆使すれば、疲労がたまるのは自明だ。


さらには不振に陥ると眠れない日々が続いた。それでは目に悪いと思い、張本は無理やり目をつむり、閉じたまぶたの裏側で打撃のシミュレーションを行った。まぶたをスクリーンにして繰り広げられる試行錯誤は明け方まで及ぶことも珍しくなかった。「眠らんと体に悪いのに眠れん。しかし、目だけは閉じていないといけない。ワシはもう一度生まれ変わっても、野球選手にだけはなりたいとは思わんね


個人的には、ヤクルトスワローズ若松勉の話もスゴかった。バッティングコーチをやらないのは、球界の損失だ!オススメです。(・ω<)