プロ野球のシーズンオフにテレビで放映している密かな人気番組、「プロ野球戦力外通告・クビを宣告された男たち」。
プロ野球の苛酷さ、勝負の世界の厳しさ、そしてその挫折を乗り越えていく男たちに胸が熱くなるのだ。そのエッセンスを紹介しよう。
【プロ野球という世界の人間ドラマ】
巨人軍監督の原辰徳さんが、現役時代の晩年、長嶋一茂さんを代打に送られたことをしてていますか?
慶応大学を卒業して、ドラフト一位で巨人に入団した上田和明という選手の名を耳にしたことが有りますか?
この二人の姿が、僕がプロ野球というテーマを取り上げる時の原点です…。
プロ野球という世界の苛酷さ、理不尽さ、その裏にある栄光…この番組には、もっと頑張ればよかったという後悔、家族という大切な人の前で自分の情けない姿をさらさなければならない苦しみ、自分はテストに落ちながら受かる人がいる状況への嫉妬…、人間の持つ悲しみがたくさん表現されます。でも皆どういう結果になっても、あきらめません。実際、生活もあるし、前に進むしかないのです。
原選手は、現役引退試合に、ホームランを打って維持を見せました。上田選手は、最後までベンチで存在感を見せました。
あきらめない…。どんな状況でも前に進むしかない…。そんな人の生き方を、プロ野球という世界を通して、これからも描いていきたいです。
大越基、田中一徳、橋本清、石毛博史、野村克則…かく選手のドラマはどれもググっと読ませる。オススメです。(・ω<)