「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「いいこと取り! 熟年交際のススメ」(西原理恵子)

面白い!実にオモシロイ!(・ω<)長年の親友だった、高須クリニック院長の高須克弥氏との熟年交際を公表したマンガ家の西原理恵子。そうかあ…熟年はこういうお付き合いをした方がいいんだ!そのエッセンスを紹介しよう。


67歳の高須克弥先生と47歳の私。こんないい年したカップルに誰が興味をもつんだよ。だって私たちはお互いに独身だし、年寄りだし。この年で彼氏だ、彼女だってのもナイ話だし。いまさら二人で将来に向けて決めなきゃいけないことなんてあるわけない。


・かっちゃんと仲良くなって、交際宣言をしてくれて、月が満ちるように、すべてが今満ち足りているんですよ。


「仕事のできる男とヤっとけ」って。不倫でも何でもいいから、仕事ができる男と「ハメとけ」と。そして自分のどこを特化したらいいのか、寝て教えてもらえ。寝て仕事をもらえ、じゃない。寝て習え。コレを私は「夜のスピードラーニングと言うております。だってその方がはやいもん。業界で何年もいらん苦労するよりも、ピロートーク教室の方が早いから。


・そもそも男の人を直そうとか、ダンナを調教しようということ自体考えたことない。無理だって。あの人たちは日本語の上手な回教徒だと思ってんの。生活様式から習慣から何もかも違うんですよ。「ああ、日本語お上手ですね」って褒めてやってください。(笑)。そうすると自分も腹も立たない。


付き合っている男に好きな女ができたら、私は「はいどーぞ派」です。恋ってすごくすばらしいことだし、自分が好きな男だったらなおさらのこと。大事な人が死んじゃう事思えば、どっかで幸せにやってくれてるだけでウレシイよ。だって、彼にとっては最後の恋になるかもしれないでしょ?じゃあ、浮気だったらどうするか。私、割と平気。「水道水で洗うたら、まだ使えるで派」なんで。それくらいのことなら喜んでお貸ししますよ。約束したら余計に逃げていきますから。


ルールを守って責任とれる覚悟で墓までヒミツを持っていけるなら、ダンナがいてもどんどん恋をしましょうよ。大丈夫、バレやしないって。男と女は、察知能力といい、情報収集能力といい、実力差で言えば、セコムとCIAくらいあるからね。(笑)


・とにかく自分で稼いで、恋もお鮨もドレスも自分で手に入れる。全部男に負担させようとするから無理はあるわけで。まずは経済的に自立すること。これが熟年恋愛の必須条件だと思う。男でも女でも、タダメシ・タダ酒・タダセックスは行儀悪いってね。


・年のいった女が東京にひとり……そもそも私たちが歩いているのは、カラカラに乾いた砂漠ですからね。水筒ナシで歩くバカがどこにいるのか。「常に水筒は2〜3本は持っておけ、って話。え?わからない?水筒ってのはチンコですよ(笑)。常にチンコは2〜3本用意しておかなきゃ。ビバ二股・三股!」1本じだけでは心もとないから、予備の水筒は用意しておけよ、ってこと。砂漠にうるおいは必要ですからね。


・私は彼氏ができても毎日会わないようにしてる。かっちゃんと会うのも週一回。この距離感が今一番いいかな。電話とかメールとかラインはするけどね。


「熟年の恋愛はお互いに刈り取るだけなんですよ。いいとこ取りです」かっちゃんが言ってた。お互いに残された時間は非常に短いけれど、いちばんいいところをお互いが持ち合ってる。つまりは熟した実なんだって。その実が熟すまでお互いが何十年もかかっているんだよね。タネ撒いて、雨風嵐にさらされて、踏まれたり、干からびたり、いろいろな経験をして、ようやっと実になっている。だから、お互いにいいところを収穫するだけの「いいとこ取りの恋愛」なんだって。


カニにたとえるとわかりやすいカニって食べるのが面倒くさいでしょ。でも面倒くさいから、手が汚れるから、食べないってのはおかしいよね。そんなマイナスのことばかり考えて、目の前にあるカニのおいしさや幸福感を味わわないなんて、おかしいでしょ?あ、ごめん、かっちゃんの命とカニを比べちゃいけないんだけどさ。カニに失礼だよね。年をとっているからこそ、今を大切にする。一緒にいる時間を大切にしないとね。


サイバラ流熟年交際10ヶ条」の第一条は「チンコ入れても籍は入れるな」だよ!いいなあ、なまなましいなあ。オススメです。(・ω<)