今年、全作品の読破を狙っている井沢元彦氏の作品。
この本に書かれている内容は、学校では絶対に教えてくれないわーっ!!!(・ω<)。学校では絶対に教えてくれない「真の日本史」のエッセンスを紹介しよう。
・馬車というものをご存知ですね。近代以前には最も早い乗り物でした。だから、馬のいない国はともなく、馬のいる国は、古代ローマ帝国でも中国でも、エジプトでもメソポタミアでも、朝鮮半島でもタイでも、特に上流階級は馬車を愛用しました。では、ここで思い出して下さい。
近代以前の日本の偉い人、たとえば天皇、関白、将軍、大名といった人々が、都大路や東海道を場所で移動しているのを、再現映像や画像で見たことがありますか?念のためですが、平安京で使われていたのは馬車ではなく、牛車ですよ。日本は、近代以前、馬がいるにもかかわらず、王侯貴族が馬車を使わなかった世界でも極めて珍しい国なのです。唯一と言ってもいいと思います。
・「平文」さて、あなたは何と読みましたか?実はこれは「ヘボン」。幕末に来日したアメリカ人の宣教師で、明治学院の創始者で、「ヘボン式」というローマ字の綴り方でも有名な方です。ところがヘボンさんの名は正しくは、ヘッバン(Hepburn)です。なぜかというと、外国語の聞き取り能力の問題です。ヘップバーンという発音もまた日本式の発音なのです。
・では、次の字をどのように読みますか?「邪馬台国」。やまたいこく?それは正しいのでしょうか?私は中国に行って、専門家に「邪馬台」という字を見せて、「この字を見せて三世紀の発音で読むと、どういう発音になりますか?」と聞いたのです。「ヤマド」これはどう考えても「大和(ヤマト)」のことでしょう。大和朝廷の始祖、つまり天皇家の祖先はアマテラスという女神です。これは、邪馬台国の統治者が女王であるという内容とも一致します。
そうかあ。その通りだなあ。馬車はなかったもんねえ。だから日本は世界の中でも舗装率が低いんだよねえ。
超オススメです。(・ω<)