「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ホンモノの日本語を話していますか?」(金田一春彦)

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ホンモノの日本語を話していますか?

ホンモノの日本語を話していますか?

 

大学進学のとき、兄にだまされて(笑) 兄と同じ明治大学農学部農芸化学に進んだが、入ってわかったことが「ワタシは理系ではなかった」ということ。もしかしたら、国文科や英文科に行っていたかも知れない!?(笑)それくらい日本語関連の本が好き。

 

「否定する日本語、肯定する英語。日本語の挨拶が長い理由。ワープロ音声入力が成功したわけ。など日本語の長所短所からその魅力に至るまで日本語研究の第一人者の著者がわかりやすく説明した日本語入門書」そのエッセンスを紹介しよう。

 

日本語の発音の単位は、私の勘定では112。大変少ない。「ひゅ」のつく言葉は2つしかない。「日向の国」と言う言葉。それから「ひゅうひゅう風が吹く」。「ぴゅ」のつく言葉はもっと少ない。「ぴゅうぴゅう風が吹く」の一つしかない。一番使うことの少ない発音は、「みゅ」という発音。みなさんは「みゅ」のつく日本語をご存知だろうか。赤坂見附のあたりに昔「みよしの」という名のお汁粉やさんがあって、その方の名字は「大豆生田」と書いて「おおまみゅうだ」と読む。これが「みゅ」のつくたったひとつの日本語だと思う。

 

・日本は自然が美しい。第一に山が緑である。このような国は世界になかなかない。日本には木の種類がいっぱいある。木偏の文字に関しては国字(日本で作った漢字)が多い。「榊」という字は、木偏に「神」と書く。中国にはそんな漢字はない。それから「榎」もない。木偏に夏と書く。これも中国にはない。夏に日陰を作ってくれる木である。一番国字が多いのは魚偏である。魚がに雪と書いて「たら」と読む。魚偏に「弱い」と書いて「いわし」と読む。いかに日本が魚の国であるかということを表している。そして二番目に多いのが木偏なのである。


その他、「日本語だから九九が覚えられる」「新しい言葉が次々にできる理由」「言葉をどんどん省略するのはなぜか」「挨拶は丁寧すぎる方が好まれる」「ぼかした言い方をするわけ」「日本人は察しのいい民族」「異色な案山子の歌」「七つの子の年齢」「新・日本七大昔話」など。

 

やっぱり日本語はオモシロイ!オススメです!(・∀・)♪

 

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ホンモノの日本語を話していますか?

ホンモノの日本語を話していますか?