私のが小学生だった頃、小田原市曽比の栢山診療所前に、さいとう商店という駄菓子屋さんがあった。毎日のようにそこに行った。近所の友だちがみな、そこにいた。ファンタを飲み、麩菓子を食べ、銀玉鉄砲であそび、クッピーラムネを舐め、仮面ライダースナックのカードを集めた。懐かしい〜!(・ω<)
さて、この本。「かつて駄菓子屋は子どもたちの社交場だった。ガキ大将がいた。初恋の子がいた。寒天ゼリーをチュルッと吸い、水あめをこねまわし、ゴムとびの高さを競い、ベーゴマで火花を散らした。男も女も、大きな子も小さな子も一緒に白熱したSケン、道端で炸裂させたカンシャク玉の派手な音…。懐かしさに心癒される駄菓子とおもちゃと遊びの数々を再現する」
どのページも懐かしさでいっぱい!全部紹介したい!
「粉末ジュース〜ワタナベのジュースの素です、もう一杯!」
「マルカワのオレンジマーブルガムと穴あきのフエガム(ホイッスルガム)」
「ドロップとハッカ〜ドロップは缶入りでなくてはうれしさ半分である」
「麩菓子〜あの黒砂糖味には駄菓子の貫禄がただよっている」
「リリアンとビニールひも編み」
「模型飛行機〜プロペラをはなすときが最高の楽しみである」
「日光写真〜ひなたぼっこしながら焼き付けた自家製プロマイド」
「銀玉ピストルと割り箸鉄砲」
「科学教育玩具〜地球ゴマ」
「コカ・コーラのキャンペーンのヨーヨー」
「酢こんぶと都こんぶ」
「ポン菓子屋〜ドカーン!という音だけで懐かしいバクダンあられ」
「バッジ、メダル、ペナント〜役に立たないけれど、妙にうれしい」
昭和40年代ってよかったなあ…あの頃に戻りたいねえ。オススメです。(・ω<)