「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

GOURMET〜月3日しか買えない幻のどら焼!…『京菓匠 笹屋伊織』


珍しいいただきものです。コレって「どら焼」?お寺の銅鑼に似ているということでその様に呼ばれるようになったんだけど、「笹屋伊織」「どら焼」とは、熱した銅鑼の上で秘伝の皮を焼いたことから名づけられたのだとか。


このスゴイのは、享保年間創業というから約300年前!月に一日、弘法大師の命日の21日だけの限定販売だったのが、現在では販売期間を三日間に延ばし、毎月20、21、22日しか販売しないのだ。



箱も立派なのだが、開けてみるとこんなカンジ!笹がいいよね。



ホントは笹の上から切るらしいんだけど、剥いてから切っちゃいました…。(^_^;)



箸にとってみると、こんなカンジ。ほーれほーれ!(・∀・)

誕生のドラマはこうだ。


江戸時代末期、5代目当主笹屋伊兵衛が京都の東寺のお坊さんより、副食となる菓子を作って欲しいとの依頼を受けました。そこでお寺でもお作り出来るようにと鉄板の変わりに銅鑼を使うことを考えついたのが笹屋伊織の「どら焼」の始まりです。


熱した銅鑼の上で焼いた薄皮に、棒状に形作ったこしあんをのせ、くるくると巻き込んだものを竹の皮で包み込んでいます。もっちりとした皮の歯ざわりと程よい甘さ。そのどら焼の美味なること、お坊さんたちだけでなく、たちまちにして街の人々の話題となり、店はてんてこ舞いの有様。しかし、この手間ひまかけた「どら焼」は簡単に作れるものではありません。そこで困り果てた伊兵衛は、月に一日、弘法大師のご命日の21日だけの限定販売でなら、東寺ご参拝のお土産として、町の人々にも味わっていただけるだろうと思いついたのです。


以来、今日に至るまで、吟味を重ねた素材、変わらぬ製法で、代々の当主が秘伝の味を守り続けて参りました。現在では、販売期間を3日間に延ばし、毎月20日21日22日とさせていただいております。時代は移り変われども、真実の味は変わることなく伝承されているのです。京菓匠笹屋伊織は、銘菓「どら焼」を通じて古都京都の面影を、皆様にお届け出来ましたら、なによりの幸せでございます。


ほのかな甘さのあんに、もちっとした皮。これは忘れられない味だねえ。超オススメです。(・∀・)


京都の和菓子を老舗 「笹屋伊織」
http://www.sasayaiori.com/