「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜初版1958年!全世界で売れている奇書!…『乱交の文化史』

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この本は、奇書である。(゜o゜) 

ここからの文章は未成年の方、および清純な方は読まないで下さい。(*_*)自分のコトバで紹介しづらいので出版社の評を掲載する。


ローマ法王から、パリの淑女までが愛した、“博愛的行為"の図説・文化史。秘蔵図版300点収載!3P、4P、5P……。“快楽"を、より多くの人々と分かち合うのは、人類普遍の美徳の一つであり、古代エジプト旧約聖書の時代から、中世ヨーロッパでも、中国・インド・日本でも、宮殿や修道院の一室、農家の暗闇、教会や寺院の奥で、“博愛的行為"は営々といとなまれてきた。本書は、古代ギリシアの祭 儀、古代ローマのSMの饗宴から、中世のローマ法王と修道女たちの秘密のミサ、悪魔のペニスと交わる魔女の夜宴(サバト)、英国貴族や淑女たちが集った 「地獄の火クラブ」、性の求道者カサノバマルキ・ド・サド、そして20世紀における、怪僧ラスプーチンや神秘家アレスター・クロウリーの性の秘儀など、 集団的快楽に耽溺した男女の姿を描いた、初めての“図説・文化史"である」そのエッセンスを紹介しよう。



乱痴気騒ぎ(オージーとは、組織的に行われるガス抜きである。自制や束縛のせいで溜まりに溜まってしまったものを、一挙に開放して吐き出す行為である。だから乱痴気騒ぎ(オージー)は、ヒステリーの発作や、カタルシスと同じような性質を備えている。本書で扱う乱痴気騒ぎ(オージー)は、性的な性質を持つもの、あるいは性的な起源を持つものに限定する。それなら誰でも興味を持つと思われるからだ。乱痴気騒ぎ=乱交には実用的な効果がある。だからこそ乱交は、古代ギリシアと中世の基督教会というおおよそ反対の社会に利用されたのである。


・日常生活の実際において、ギリシア人の思想と行動は、きわめて単純で官能的な快楽主義に根ざしていた古代ギリシア人の文化はどこをとっても快楽への賛歌であり、その場合の快楽がどんなものであるかと言えば、きわめて強く、また直截に官能性を帯びているのである。なんであれ人間にかかわる事柄には、快楽の物質的側面が不可欠の役割を果たしていることを、知的レベルにかかわりなくギリシア人の誰もが皆しっかりと認識していた。


その他、「人類の文明にとって、乱交とは?」「エロティックな神々とその祭儀」「歴代ローマ皇帝の異常性欲」「ピューリタンの禁欲主義の裏側で」「18世紀イギリスの秘密クラブ」「ヨーロッパの性の探検家たち」「日本における乱交の文化と歴史」…など。人間ってやっぱりそうなのか…といろいろな意味でナットクできるよ。オススメです。(・∀・)