エロティック日本史 古代から昭和まで、ふしだらな35話 (幻冬舎新書)
最近は新書でも「エロ」という単語を使っていいんだねえ…(笑)ビックリっ!楽しいねえ。ワクワクするねえ!(笑)
さてこの本は、日本史を「エロ」というキーワードで楽しく(?)学ぼうといういうもの!いいねえ。モチベーションがあがるじゃあーりませんか!(?)
「日本の歴史にはエロが溢れている。国が生まれたのは神様の性交の結果で(そしてそれは後背位だった)、奈良時代の女帝は秘具を詰まらせて亡くなった。豊臣秀吉が遊郭を作り、日露戦争では官製エロ写真が配られた。――本書ではこの国の歴史を彩るHな話を丹念に蒐集し、性の通史としていたって真面目に論じてゆく。性を謳歌し続けてきたニッポン民族の本質が丸裸になる!」そのエッセンスを紹介しよう。
・『古事記』や『日本書紀』の伝えるところでは、日本人の第一号はイザナギとイザナミという男女である。この2人が性的な関係を結ぶことによって、すべての日本人は始まった。では2人はどんな場所で、どんな体位で関係したのだろう?あるいは日本では1960年代まで夜這いが行われていたが、一体、最初に夜這いをしたのはどこの誰だったのだろう?本書はそいう性のエピソードを集めたものである。人生とはペニスとバギナの集合集散のドラマである。とすればそのドラマを見据えることが、歴史と正面から向き合うことにもなるはずだ。
特に、「混浴とフリーセックスで生まれた神々」「鳥居は女の大股開き」「あの大黒さまが夜這いの元祖」「歌垣は乱交パーティーの始まり」「性の非具が詰まった女帝」「僧侶と美少年の夜」「遊女は平安時代のキャリアウーマン」「お経による官能の芽生え」「混浴の銭湯がお目見え」「全国243大名の性生活調べ」「セックス宗教他立川流が大人気」「日本で最初にエロ写真を見た福沢諭吉」「「五箇条の御誓文」はフリーセックスのすすめ?」など。
これは日本の「裏」の歴史だ。歴史の副読本として教材にしてもいいかもね。オススメです。(・∀・)