- 作者: みうらじゅん,リリー・フランキー
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2012/12/13
- メディア: 単行本
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注:この文章は女性は読まないでください。(笑)男性オンリーです。(^<^)
本書は、『週刊SPA! 』の「グラビアン魂」の対談中から厳選して収録したもの。「グラビアン魂」とは、グラビアをこよなく愛する者たちの代表、みうらじゅん&リリー・フランキー両氏による巻頭グラビア企画。 これまで約7年半、のべ300人以上の「グラドル」と呼ばれる女性たちについて、時にそのパーツの造形美を、時にその女性が喚起させる妄想を語り尽くしました。その途方もない時間を費やして、粋人たちが出した「美女」の定義とは一体!?そのエッセンスを紹介しよう。
みうら(以下、M)2000年代、グラビアは熊田曜子がリードしていると思うんだ。彼女の何が良かったというと、海女的な「磯の匂い」だったと思う。リリー(以下、L)サザエの壷焼きの奥のほうみたいな。
M 子供が嫌いな深緑のはらわたのとこみたね。赤貝とかとり貝じゃないね。
L 壷焼きっておいしいって言いつつ食べてると出てくる、苦いところ。大人になるとその奥のほうこそ味があるって思えるんですけどね。
M そういう和の匂いの人なのに、アメリカンな水着着せられてる和洋折衷な感じがぐっとくるんですね。
L 熊田さんはビーチじゃなくて浜なんですよね。それもなだらかな浜じゃなくて、リアス式海岸。
M 北陸の漁港だよね。
L 小料理屋系ですよね。カウンターとテーブル1席だけの。
M こんな漁港の女に振り回されたいって男は最後に思うよね。身を滅ぼしても人生を賭けたいって。
L 最終的には駆け落ちじゃないですか。みんなにさんざん迷惑かけて、月三万円で二人で暮らすみたいな。
M 人生一度、棒に振るなら熊田曜子みたいな人なんだって、ようやくこの年でわかってきよ。優しい女がいいとかセンスが合う女がいいとか言うけど、結局最後はそこなんだよね。
L 若い男もそれに気づいているんだけど、まだ理論構築できていないんですよね。磯について(笑)
M ようやく男の終着点は「磯」だってわかった。僕らはずっと昔、海から来たんだなってわかってきたんだよね。
L 僕らはって、46億年前からの話になりますか。(笑)
女について話すことは飲み会の定番だけど、この会のメインはグラビア、写真集や雑誌の切り抜きを広げて、「このオッパイは」とか、「このおシリは」とか女体の部位について大いに語り合う。女体の素晴らしさはまだ語り尽くされていない。オススメです。( ^∀^)