「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「マイ仏教」(みうらじゅん)

f:id:lp6ac4:20210102002108j:plain

マイ仏教 (新潮新書)

マイ仏教 (新潮新書)

 

ワタシは、20年近く「マイ箸」を使い続けていて、昨年末に「マイスプーン」が仲間入り。食事がさらに美味しく、楽しくなっているけど、「マイ仏教」とは!!!(@_@)!!!(笑)

 

「仏教が永遠のマイブーム! 人生で大切なことはすべて仏教に教わった----。人生は苦。世の中は諸行無常。でも、「そこがいいんじゃない」と唱えれば、きっと明るい未来が見えてくる。辛いときや苦しいとき、いつもそこには仏教があった----。グッとくる仏像、煩悩まみれの自分と付き合う方法、地獄ブームと後ろメタファー、ご機嫌な「菩薩行」......。お坊さんの説法より面白い、M・J流仏教入門」そのエッセンスを紹介しよう。
 
 
子どものころの私の夢は、少し変わっていて、お坊さんになること。そして自分のお寺である「マイ寺院」を持ち、毎日、大好きな仏像を拝むことでした。むろんその夢は、大人になった今でも実現していません。今の私は一体、何者なんでしょう?はたして私のような人間が仏教を語っていいのか。
 
仏像少年の最大の悩みは、自分の家がお寺でないことでした。お寺の息子として生まれなかった自分は、何て不幸なんだとさえ思っていました。お寺の息子ではなくても、住職になれる方法はないかー。仏教系の学校に通い宗門の大学を出て得度すれば、地方のお寺の住職になれるかもしれないー。そのための第一歩として、中学は仏教系の学校に行こうと決めました。面接で面接官の校長先生は、当然お坊さんで、お寺の住職で、ここでこれまで培った「仏像トーク」を炸裂させました。それを聞いた校長先生は、「君のような人を待っていた!」とおっしゃい、合格することができました。こうして私は、夢だった住職への道を一歩踏み出すことになったのです。
 
・入学した仏教中学はお寺の子弟の多く集まるお坊さん養成学校」。私は、キリスト教系の学校をミッション系」と呼ぶのにならって仏教系の学校を「シャクソン(釈尊)系」と呼んでいました。学園では「あの仏像が凄い。やっぱり天平仏はグッとっくる」といった話題でクラスのみんなが持ち切りのはずだと信じていました。そんな期待も早々に崩れていきます。お寺の息子は、仏像にも仏教にも興味がなく、頭の中は、いかに “ツッパるか”でいっぱいのようでした。暴れるなら今のうちとばかりに「“ヤンキー道”という修行」に明け暮れておられたのです。当時の不良の髪型はパンチパーマでした。荒行をする彼らと、彼らが逃れたかったはずのお釈迦さんが不覚にも同じ髪型であるというのは、何とも皮肉な話です彼らがどんなにツッパっっていても、それはお釈迦さんの手の平の上でのことだったのです。
 
「人生で大切なことはすべて仏教が教えてくれた」「きっかけは怪獣だった」「ご機嫌な「菩薩行」」「いつも心に「マイ仏教」を!」など。

 

やっぱり仏教はいいなあ。お釈迦様はいいなあ。今年も精進していきます。オススメです!(・∀・)♪

 

f:id:lp6ac4:20210102002108j:plain

マイ仏教 (新潮新書)

マイ仏教 (新潮新書)