中学生の頃、はじめて買った「平凡パンチ」。これを本屋のカウンターに出すときには勇気が必要だった。(・∀・) そして高校、大学のころは「GORO」。好きだったなあ!それから「BOMB!」「MOMOCO」あ〜懐かしいっ!
……ということは、最後に買ったエロ本ってなんだったろう!?いつだったろう!?思い出せないっ!!!(・∀・)
「エロ本の時代は、いま終わろうとしている。雑誌の黄金時代とともに、男たちが築き上げた偉大なるエロ本文化をめぐる貴重な同時代史」そのエッセンスを紹介しよう。
・エロ本を買い求め畳に広げ、寝そべったらパンツを脱ぎ、擦り上げて放出。こんな行為はすでに昭和の風物詩となっている。 エロ本編集者が自虐的に「 30歳以下の若者がエロ本を買うことはほとんどありません」 と証言するほど、いまの若者はエロ本を買わない。 21世紀になるとハダカは無料で見られるものとなり、 昭和のころのようにオカズになるハダカを求めて血眼になることは 、昭和の風物詩になってしまった。
・エロ本における写真のキーワードは「素人」です。そして「 素人の時代」には二つの酒類があります。ひとつは篠山紀信の「 激写」です。74年に『GORO』が創刊され、篠山はアグネス・ ラム、キャンディーズ、山口百恵などビッグ・ ネームも撮っていますが、79年に出た『激写 135人の女ともだち』の表紙は、有名芸能人を押しのけ、 秋山ゆかりという一般の女子大生だった娘が飾った。 ここから素人の時代が始まります。
・80年代は写真が激変した時代。 被写体も素人が出てきているし、撮る側も素人がやってきて、 機材も利便性が出てきた。
・篠山紀信のピントの浅い写真は、 大日本印刷のグラビア製品でしか再現出来なかった。 最大手のもう一社、 凸版印刷はエロ本をいっさい手がけていなかった。 印刷の中で実は「女性の裸」つまり「肌色」 を出すのが最も難しいんです。ところが「技術の凸版」 が特許を持つ「TH製版」で肌色の印刷がまた変わるんです。「 グラビアのような4色オフセット印刷」という意味で別名「 オフグラ」によってヌード写真のクオリティがまた高まる。 もひとつ半型もあった。『ベッピン』の大きさはL判です。 女性誌のサイズ。あれは革命的でした。 エロ本の主流はA4版だった。
・最近、私のまわりで憧れの職業だった婦人科カメラマンたちが、 いつの間にかいなくなっている。親しみをこめて「エロ本」 と呼称されるアダルト系出版物の発行部数が激減し、 アダルト系出版社が相次ぎ倒産、 カメラマンの活躍の場が次々と消失している。官能小説も、 AVも市場が縮小し気息奄々(えんえん)の状態にある。 不況に強いと言われてきたアダルト業界が、危機を迎えている。 たったいま、アダルト業界に何が起きているのか。
・官能漫画誌・副編集長(32)の証言。「 お金を払ってAVを見たり、 エロ本を買ったりするのはぎりぎり僕の世代までですね。 下の世代は生まれてからずっと不景気の世の中で育っていますから 、お金使いたくないんですよ。 エロはタダで見るものだと思っていますから。 ネット環境に慣れているんで、 無修正動画も何もかも無料で見てますから」 アダルト業界に無料のネット世界が立ちはだかったのだ。
・「二昔前は、出演してくれる女性を探し出すのが一苦労でした。 いまは出演者を探す苦労、まったく心配なし。 お断りするのが大変です。」
「80年代エロ本クロニクル」「アイドルを生みだした英知出版」 「ヘアヌード革命に湧いた90年代」「日本出版史のターニング・ ポイント 自販機本の世界」「『ビデオ・ザ・ワールド』休刊に想う」「 美少女伝説を創った男・山崎紀雄物語」『セクシー・アクション』 『投稿写真』『熱烈写真』『ニャン2倶楽部』『ベッピン』『 デラぺっぴん』『スクランブル』『URECCO』『ザ・ ベストマガジン』『GOKUH』『ビデオ・ザ・ワールド』『 夜遊び隊』『写真誌『フォーカス』が200万分売れた時代』「 アダルト業界壊滅前夜」「流れは人妻・熟女へ」など。
懐かしい……古本屋で捜してみようかな!あの時代にタイムスリップ!オススメです。(・∀・)