「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『地形を楽しむ 東京暗渠散歩』(本田創)

地形を楽しむ東京「暗渠」散歩

地形を楽しむ東京「暗渠」散歩

私は地理や街歩き関係の本が大好きなんだけど、またまた面白い本を見つけちゃいました。「暗渠(あんきょ)」って読めた?私は読めなかったなあ…。(^^ゞ

暗渠(あんきょ)とは、蓋をされた河川や、地中に埋設した水路のことを指す。「暗渠とは、土地の記憶を紐解き、風景や地形を結び直す媒体である。暗渠をたどっていくことで、失われた川が東京の見方を変える。地形も、歴史も、暗渠が教えてくれる」現存している川を見ているだけではわからないが、山の手から武蔵野台地にかけてのエリアには、かつて無数の川が流れていたのだ。(青は川だったところ)東京の川に暗渠化の波が最初に訪れたのは大正末期から昭和初期だ。そこから時代の変化と高度経済成長とともに暗渠化が進行していく。



おそらく最も有名な暗渠は、唱歌「春の小川」のモデルとなったのが、大都会・渋谷の渋谷川の支流の河骨(こうほね)川だろう。


今は、有名になってしまったが、西武渋谷A館とB館の間の連絡口。実は井の頭通り下が暗渠になっいてそのためA館とB館の地下がつながっていないのだ。へえ〜!!!(・∀・)



・失われた水の流れを幻視しながら、ときには自らが水となり川となって、かつてそこの流れていた川をだとってみよう、そして失われた風景を自らの心のうちに復元し、川とともに蓋をされてしまtった土地の記憶を掬い上げていこう。たとえ水がなくなっても誰かがそこに川があったことを覚えているかぎり、そこに記憶としての川は流れ続けるだろう。千と千尋の神隠しで、埋め立てられた川の化身「ハク」千尋の記憶によって琥珀川」の名前を取り戻したように。


暗渠を探して街歩きしたくなる。オススメです。(・∀・)