「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

POETRY〜阿久悠幻の4番の歌詞!…『ざんげの値打ちもない』


大尊敬する、日本を代表する作詞家、阿久悠氏。(^_^) ふっと歌を口ずさむと氏の作詞だったりする。
生涯作った5000曲もの曲の中で、ひときわ異色で衝撃的なのが、北原ミレイ『ざんげの値打ちもない』とても好きな歌だ。



あれは二月の 寒い夜
やっと十四に なった頃
窓にちらちら 雪が降り
部屋はひえびえ 暗かった
愛というのじゃ ないけれど
私は抱かれて みたかった


あれは五月の 雨の夜
今日で十五と 云う時に
安い指輪を 贈られて
花を一輪 かざられて
愛と云うのじゃ ないけれど
私は捧げて みたかった


あれは八月 暑い夜
すねて十九を 超えた頃
細いナイフを 光らせて
にくい男を 待っていた
愛と云うのじゃ ないけれど
私は捨てられ つらかった


そしてこうして 暗い夜
年も忘れた 今日のこと
街にゆらゆら 灯りつき
みんな祈りを するときに
ざんげの値打ちも ないけれど
私は話して みたかった


さて、先日テレビで南こうせつ氏が、カットされた噂の幻の4番の歌詞を紹介したのだ。当時の社会情勢や時代にあまりにインパクトがありすぎるということだったのだろう。


 あれは何月 風の夜  とうに二十歳も過ぎた頃
 鉄の格子の空を見て  月の姿がさみしくて
 愛というのじゃないけれど  私は誰かがほしかった


…すごいなあ…。歌謡曲の歌詞でここまで書いたんだ…。阿久悠先生、恐るべし!(゜o゜;

やっぱり何度聞いても心を打つ歌だね。昭和の名曲だよね。

https://www.youtube.com/watch?v=9sGzq04Y69Q