「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『知らないと恥をかく世界の大問題』(池上彰)

知らないと恥をかく世界の大問題 (角川SSC新書)

知らないと恥をかく世界の大問題 (角川SSC新書)

…すみません…恥をかいてしまいました…。(-_-;) 

さて、テレビなどで大活躍のジャーナリストの池上彰氏。幅広い分野の情報を簡単にわかりやすく伝える達人だよね。あんな人が大臣になればいいのに!と思ってしまうのは私だけだろうか!?

リーマン・ブラザーズの破綻で始まった世界金融危機。その後、日米ともに政権交代が実現し、金融危機後の新しい世界の在り方が模索されている。そこで、日 本はもちろん、世界におけるさまざまな問題点をとりあげ、その中身を理解し、来るべき新しい時代の世界の潮流を読み解く」知らないと恥をかく世界のニュースが2時間でわかるおトクな一冊。その中でも最も響いたところを紹介しよう。



・私なりの「その国が発展するかどうかの見方」を、お教えしましょう。それは街に大きな書店があり、そこに若者が大勢いるかどうかなのです。
もう9年前になりますが、ベトナムホーチミン市には大きな書店があって、若者たちが大勢、本を探していました。みやげもの店で働く若者は店番をしながら一生懸命に本を読んでいました。ほかの東南アジアの国々の人びとはたいてい昼寝をしているのに、ベトナム人は違う。「この国は発展するだろうな」と予感したものです。ちなみに、ラオスには一軒も書店がありませんでした


・初めての海外に行ったら、書店がどれだけあるか。そこにどんな人がいるかを観察するといいと思います。中国の北京にも巨大な書店がどんどんできていて、参考書のコーナーには大勢の人が群がっていました。資源には「物的資源」の他に、いわゆる「人的資源」があり、人的資源=人材が豊かであることは、国の発展の原動力になります。そういう意味でいえば、中東には書店が少ないのですね。それはひとつには、コーランさえ読んでいればいい」という思想があるからです。サウジアラビアなどは、学校で習う歴史の授業の97〜98%がイスラム世界の話です。その国の先を読むには「人材」「教育」の面に目を向けるということです。


その他、「新しい世界の勢力地図を占うキーワード」、「20世紀の覇権国家アメリカを転落させたもの」、「待ったなし!世界が抱える問題点」、「政権交代で解決できるか?日本の抱える問題点」、「世界の中の新しい風を読む〜わたしたちがなすべきこと」…など。恥を書きたくない方。必読!オススメです!(^^)