「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『なぜ3人いると噂が広まるのか』(増田直紀)

なぜ3人いると噂が広まるのか 日経プレミアシリーズ

なぜ3人いると噂が広まるのか 日経プレミアシリーズ

今は、例外なくケータイやパソコンを持ち、毎日のように使っているよね。(^<^) そうネットワークに毎日頼っているわけだ。


この本は、そのネットワークの本質について書かれた本。「職場の人間関係、仕事の能率化、クチコミ、無縁社会、院内感染の防止、金融危機、環境問題、スポーツ選手のランキングなど、様々な事例からネットワークの効用を明らかに。優先順位の付け方、つながりを強くする三角形など、人生を充実させ、社会を読み解くヒントが満載」そのツボとコツを紹介しよう。



・私たちの生活はネットワークに支えられている。人のつながりのネットワークを知ると何の役に立つのか?ネットワークの事例について人間関係のネットワークの事例を軸に考えてみたい。ネットワークの考え方を知り。操作手法を手に入れれば、他人とのつながりの数や質をうまく管理し、仕事の成功や日常生活の幸せにつなげられるはずである。


ネットワークの三種の神器


1 6次の隔たり

自分と赤の他人は6人を通じて繋がっている。フェイスブックでは、2011年5月時点で、7.2億人が平均4.7歩でお互いに到達できるという。某国の大統領まででも、レディー・ガガまででも、著名じゃない誰かまででも、自分からの距離は短く、世界は小さい



2 三角形

三人関係が隠れた力を秘めている。〜中略〜


3 スケールフリー 〜中略〜


影響力が届くのは、3次の隔たりまでだともいう。アメリカのクリスタキスとファウラーは。、肥満、笑い、禁煙、投票行動、鬱など、さまざまな行動や習慣などが(インターネット上ではなくリアルの)ソーシャル・ネットワーク上を伝染する度合いを調べている。自分が笑うと隣の人も笑う。友人の行動様式を真似する傾向があるということだ。肥満についても同様である。リンクで結ばれている二人は、価値観や生活環境が近いことが多いので、例えば同じようにジャンクフードを食べ、二人とも肥満になりやすい。有名人と6歩でつながっているよりも、影響は3歩先まで届くということの方が、実用性が高いかもしれない。


その他、「あなたの友人はあなたより有名」「ネットワークで世界を読み解く」「人気投票のネットワーク」「ネットワークが孤独を救う」など、面白い理論だなあ。オススメです。