「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「孤独の価値」(森博嗣)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そのエッセンスを紹介しよう。
 
孤独とはいったい何だろうか?それは、人を死に追いやるほど、人間の心を蝕むものなのだろうか。そういうことを、この本を書きながら考えてみたい。
 
人生には金もさほどいらないし、またそれほど仲間というものも必要ない。一人で暮らしていける。しかし、もし自分の人生を有意義にしたいのならば、それには唯一必要なものがある。それが自分の思想なのである。
 
孤独や寂しさを感じるのは、ただ仲間がいない、というだけの状況からだけではなく、それ以前に、仲間の温もりというのか、友達と交わる楽しさというのか、そういったものを知覚していることが前提条件となっているようだ。孤独が現れるのは、孤独ではない状態からの陥落なのである。
 
・最愛の人を事故などで突然失ったとき、すぐに孤独を感じるのではない。ただ、衝撃を受けるだけだ。悲しみに襲われるだけである。寂しさや孤独というのは、むしろ、その衝撃が収まったあと、すなわち、普通の生活に近い状態に戻ったときに、「思い出して」表れるなにかの機会に、ふと感じるものではないだろうか。
 
寂しいと、どんな悪いことが貴方に起こるのか?よくよく考えてみると、やはり、寂しいことが悪いことだという先入観があるから、いろいろなマイナスが表面化するのではないか。多くの人が単に思い込みだけで「寂しさ」を必要以上に悪く捉えているように、僕には見える。
 
孤独とは今や「自由」の象徴でもある。

 

いいなあ。そのとおりだなあ。福岡生活の孤独さを、いまこそ、味わおう!オススメです。(・∀・)