「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『言葉が足りないとサルになる 現代ニッポンと言語力』

言葉が足りないとサルになる

言葉が足りないとサルになる

タイトルに惹かれて読みました。(^J^) 


すべてを「ウザい」の一言で済ませてしまう大学生。「いまのお気持ちは?」以外に聞くことができないマスメディア。会議の席で言いたいことはあるのに発言できないOL。問題が勃発するたびに口を閉ざす政治家…。日増しに感じる日本社会の停滞は、言葉が圧倒的に足りないことが原因なのでは?


こうした閉塞感を打開するべく、「豊かな言葉とたくさんのおしゃべりこそが、これからの日本を救う」専修大学教授・岡田憲治センセイは立ち上がった。教育現場、会社、メディア、国会など、さまざまな例をあげながら、日本の現状と未来について語り尽くす。言葉の問題をとおして考えた現代日本論」そのエッセンスを紹介しよう。


・唐突ですが、サッカー日本代表が1998年のフランス大会からずっと続けてワールドカップに出場できるようになった大きな理由の一つをご存知でしょうか。それは、サッカーをとりまく人々(サッカー協会、良質なジャーナリズム、地味に頑張っている全国の指導者、サッカーの選手たち、サッカーを愛する人々)が、プロ化を目指して以降、ずっとサッカーについて以前より「たくさんの言葉を使ってしゃべった」からです。


「ウゼぇ」は、昨今本当に困った幼児語です。「チョーヤバくねぇ?」は王道を行く幼児語です。「っていうかアリっぽくねえ?」はもはや「チョー」幼児語です。「感動をありがとう!」は、幼児語ではありませんが、感動という行為を「まったくもって大雑把で貧乏臭くさせてしまう」危険な使用禁止候補用語です。


・昨今の私たちの社会の状況は、かなり残念で危険なことになっているということです。それは「言葉が圧倒的に足りなくなっている」という状況です。まったくもって足りなくなっているという状況です。


・あまりの言葉の少なさに途方に暮れる私は、「そんな少ない言葉では、どんなことを考えているのかが伝わらないし、誤解も生ずるから、もっとたくさんの言葉を使って、知る限りの言葉を動員説明してくれないだろうか」と言わざるを得ません。


・みなさん!他者にメッセージを送る際に256文字以内にすませるということ『だけ』をやり続けている人は、全員サル以下のアホになります。覚えておくように。


その他、「言葉が気持ちを作る」、「言葉で状況を変えていく」など、そのとおり!とうなづくメッセージだ。人間だけに与えられたコトバ。大切にしたいものだよね。…サルにならないように…。オススメです。(^J^)