今年出会った本で、著者で、ハマったのが堀井憲一郎氏。いいなあ、ゆるいなあ…くだらないなあ(笑)。(くだらないというフレーズは、最高の褒め言葉。)マッサージで筋肉をゆるめるように、アタマの疲れもこの本でゆるめられる。ストレスをマネジメントできるっ!!!
・東京都。おれはヒガシ京都と読んだことがある。 社会の教科書の文章が、ちょうど「東」と「京都」 のあいだで改行されていたのだ。「 ヒガシ京都から千葉県にいたる工業地帯」と書かれていた。 驚いた。これはまた恐ろしく広い工業地帯ではないか。 驚きである。こういう読み間違いというのは、 一度そう思い込んでしまうと、元に戻りにくい。
・満州も間違っていた。満州。昭和の初期に日本軍が作った傀儡( かいらい)国家である。坂本龍一やジョン・ ローンも建国に加わっていた気がする。こう書いてあった。「 満州(いまの中国東北部)」小学生のおれは、 これを中国地方のことだと思った。日本の話だ。 中華人民共和国出てくるとは夢にも思わない。 中国地方の東北といえば鳥取あたりである。(ふうむそうか。 満州は鳥取のあたりにあったのか)何かのおり、 歴史地図を見て気がついた。中国って、中華人民共和国のことか。 うわあ、ちゃんと書けよ、教科書、と思った。 おまえもちゃんと読めよ、というがするが。
・10年前、阪神が優勝した。4番打者は掛布雅之、 5番は岡田彰布である。 後輩のハジメくんは野球のことをまったく知らない男だ。「いや、 ぼく、岡田と掛布って全然別の人間だと思ってました。 違ったんですね。岡田掛布というひとりの選手だったんですね。 すいませんでした。誰にも言わないでね」違うって。 岡田彰布と掛布。ううむ。まだ岡田・ 掛布ひとり説を信じたままだと思う。
その他、「うんこ食べなさい」「エッチなシーンが見たい」「 漫画家失格宣言」「メガネがいやだった頃」「史上最悪の受験生( コーヒー800円)」「電話がない!」「一番偉いおでんの具」「 寿司屋は怖い」「絶叫マシンの巻」など。
このテのハナシってたくさん、あるよね。おれはヘルマン・ヘッセの「車輪の下」を「くるまわのした」だと本気で思っていたし、「脱臼」の「臼」が「白」の印刷がたまたまウスくなったのだと思って「だっぱく」だと思って、「だっきゅう」と「だっぱく」って違うものだと思っていた。(笑)……馬鹿でした……。年末、こんな本でゆるく過ごしたいネ!オススメです!(・∀・)