「希望を信じる力」をつくるたった1つの習慣 (青春新書プレイブックス)
- 作者: 植西聰
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2012/04/25
- メディア: 新書
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「要領が悪いから」「不器用だから」などという理由で希望を持つのをあきらめないで!小さな努力は、あなたを裏切ることは決してないのだから。そのエッセンスを紹介しよう。
・9.11テロの追悼集会で、当時のニューヨーク市長のジュリアーニ氏は次のようなスピーチをしました。「ニューヨークは、元に戻らないという人がいます。確かに、その通りです。なぜなら…ニューヨークは、もっと良い街にあるからです」この一言を聞いて、それまで涙に暮れていたその場にいた人々の顔が、一瞬で変わりました。
悲しみや怒りや後悔で胸がいっぱいだった参加者の心に、ジュリアーノ氏の言葉が希望を与えたからです。
・心にはプラスのエネルギーとマイナスのエネルギーというものがあり、プラスのエネルギーが多いとき、その人の周りにはプラスの出来事が引き寄せられます。反対に、マイナスのエネルギーが多いときは、マイナスの出来事が引き寄せられてきます。
・目が見えず、耳が聞こえず、話すこともできなかったヘレン・ケラーは、幼い頃は、自分の運命を呪ったこともあったはずです。ところが、晩年、講演で世界中を回った彼女は、いつも「私の人生は幸せでした」と語っていました。常識で考えれば。人よりもハンディの多い彼女の人生は苦しく、つらいものになるはずです。しかし、そんなことはなかったのです。それは、ヘレンが自分の未来への希望を捨てず、心にプラスのエネルギーを増やしつづけたからなしえた結果といえるでしょう。
・誰でも恐怖を感じるジェットコースターでも、ハンドルをつけるなどして自分が運転している状況にすると、怖くなくなるというのです。つまり、ジェットコースターは、「次にどうなるかわからない」という不安が、恐怖を増大させているというわけです。
・このしくみを利用して、不安を小さくする方法があります。それは、「わからない」という状況を「怖い」「不安」と思う代わりに、「わからないから、面白い」と言いかえることです。
「まだ決まっていないから、先行きが面白い」
「どうなるかわからないから、自分の手でいい方向に進ませるようにしよう」
そう考えることで、不安に苦しむ時間が減っていきます。
・「時間薬」という言葉を聞いたことがありますか?この言葉は「どんなに不幸なことがあっても、時間が薬となって、忘れることができる」という意味で使われます。
・ある大工の棟梁
「手先が器用で、たいしたことを教えなくても技術が上達していく子は、一見将来有望のように思えるが、実はそうでもない。器用な人間ほど、自分へのうぬぼれが生まれ、努力することをやめてしまうからだ」
にゃるほど!ホントニそうだよね。「時間薬」かあ〜!オススメ!(^<^)