「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

MUSEUM〜『百年前の修学旅行』(旧新橋停車場)


第29回企画展 「百年前の修学旅行 ハイカラさんと東京駅の時代」
〜11月25日(日)
旧新橋停車場「鉄道歴史展示室
港区東新橋1-5-3  03-3572-1872
無料 11:00〜18:00 月休
http://www.ejrcf.or.jp/shinbashi/index.html


私は、博物館、美術館が大好き。(^<^) わずかな値段で一流の作品や歴史のあるものを実際に見ることができるなんて最高に幸せ。さて、こんな近くにこんなにオモシロイところがあるとは思わなかった!しかも無料で!(@_@)

ここは1872年(明治5年)に日本最初の鉄道ターミナル新橋停車場の駅舎の跡に当時のまま、同じ位置にできるだけ忠実に再現したものなのだ。これだけでも見る価値あるよね!



そして1914年(大正3年)新設の東京駅に旅客ターミナルの機能が移り、それまでの「烏森駅」が新橋の名を引き継いで現在の新橋駅になり、貨物専用駅となった旧駅は汐留駅と改称。そして1986年(昭和61年)汐留駅はその使命を終えて廃止された。いや〜ドラマチックや〜!(T_T)



修学旅行の歴史は明治10年代の「長途遠足」にさかのぼるのだという。そして、広く普及していくのは、やはり明治末期、大正期から。今回の企画展では、大正元年から始まる大正初期の奈良女子高等師範学校(奈良女)の修学旅行をご紹介している。

日露戦争後、日本は世界から注目され日本も世界を強く意識し、「技術や経済だけでなく全ての面で西欧先進国に追いつけるよう教育に力を注ぎ、学校も総力をあげて修学旅行という形のカリキュラムを進展させようとした。」この奈良女の旅程を見ると、そういう時代の意気込みが伝わってくる。

「往路は、奈良から多治見、長野を回って日光まで足を延ばしてから上野へ入るというコースで、毎年ほぼ同じルートをたどっていました。碓氷峠は、急勾配のうえ26もの隧道(トンネル)が連続する難所の中の難所でしたが、明治45(1912)年、日本で最初に幹線電化されました。電気で走行する最先端のアプト式鉄道を体験することも重要な旅行の目的だったのです」


いや〜楽しい!オモシロイ!鉄道開業の歴史的な経緯や当時の映像も見られるよ。百年前にタイムスリップじゃー!絶対おススメ!(^J^)