「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

MESSAGE〜『阿久悠 作詞家憲法』


明治大学の大先輩であり、最も尊敬する作詞家・阿久悠大先輩。(^。^)

初めて母校にある阿久悠記念館』に行ってきた。感動した!!!そのリポートはまた別の機会に紹介するとして、氏が5000曲にも及ぶ歌謡曲の作詞をしてきた。その作詞家憲法15条というのがあるのだ!それを紹介しよう。



1.美空ひばりによって完成したと思える流行歌の本道と、
  違う道はないものであろうか。


2.日本人の情念、あるいは精神性は
  「怨」と「自虐」だけなのだろうか。


3.そろそろ都市型の生活の中での人間関係に
  目を向けてもいいのではないか。


4.それは同時に歌的世界と歌的人間像との決別を
  意味することにならないか。


5.個人と個人の実にささやかな出来事を描きながら、
  同時に社会へのメッセージとすることは不可能か。


6.「女」として描かれている流行歌を
  「女性」に書きかえられないか。


7.電信の整備、交通の発達、自動車社会、
  住宅の洋風化、食生活の変化、生活様式の近代化と、
  情緒はどういう関わりを持つだろうか。


8.人間の表情、しぐさ、習癖は不変であろうか。
  時代によって全くしなくなったものもあるのではないか。


9.歌手をかたりべの役から
  ドラマの主人公に役変えすることも必要ではないか。


10.それは歌手のアップですべてが表現されるのではなく、
   歌手もまた大きな空間の中に入れ込む手法で、
   そこまでのイメージを要求していいのではないか


11.「どうせ」と「しょせん」を排しても、
   歌は成立するのではないか。


12.七・五調の他にも、音的快感を感じさせる言葉数が
   あるのではなかろうか。


13.歌にならないものは何もない。たとえば一篇の小説、
   一本の映画、一回の演説、一周の遊園地、これと同じ
   ボリュームを四分間に盛ることも可能ではないか。


14.時代というものは、見えるようで見えない。
   しかし時代に正対していると、その時代特有のものが
   何であるか見えるのではなかろうか。


15.歌は時代とのキャッチボール。
   時代の飢餓感に命中することがヒットではなかろうか


…いいなあ…阿久悠先輩…!氏の足元に及ばないような駄文と駄詩ばかり書いてます…。(+o+)



HUMAN〜時代を思い出す最初の扉が歌!…『阿久悠
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20111221

BOOK〜歌謡曲春夏秋冬…『文楽(ぶんがく)』(阿久悠
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20081110