- 作者: 川崎悟司
- 出版社/メーカー: ブックマン社
- 発売日: 2009/12/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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さて、この本はユニークだ。46億年の地球の歴史の中で化石の発見やその後の研究により、その昔確かに地球に生息したとされている「奇妙な動物」たち。5億年前、「カンブリア大爆発」という生物の急激な多様化が起こり、現在のほぼすべての生き物が出揃ったと言われている。生命の進化と絶滅とういう生命の歴史をたどりながら、古生物研究科・川崎悟司氏選りすぐりの113頭を詳細な復元図とともに解説!その一部を紹介しよう。
5つの目玉を持つ進化史上最大の試作品?「オパビニア」
背中や腹部にまで達する立派なたてがみを持つライオン「バーバリライオン」
角が邪魔して頭を引っ込めることができなかった最大級の陸ガメ「メイオラニア」
食用、駆除、そして狩りのゲームとして撃ち落とされ絶滅「リョコウバト」
その他…
母親の胃の中で子育てをする珍しいカエル「イブクロコモリガエル」
推定体重1トンの巨大ネズミ「ジョセフォアルチガシア」
甲羅が腹側にしかない世界最古のカメ「オドントリケス」
ヒトの食用として絶滅した、飛ぶことができないハトの仲間「ドードー」
…などなど、こんな生き物がいたのか…とちょっと切なくなるなあ。(+o+)
これ理科とか生物の教科書にすればいいのに。オススメです。
古世界の住人・川崎悟司イラスト集
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/5218/