「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「たけしの面白科学者図鑑 ヘンな生き物がいっぱい!」

 


たけしの面白科学者図鑑 ヘンな生き物がいっぱい! (新潮文庫)


ビートたけしのウツワを感じるなあ。この本は、芸人の中ではたけしでしかできないかも。(・∀・)


世界には、まだまだ知られていない不思議な生き物がたくさんいる。乾燥すると不死身になるネムリユスリカや、人間くさい個性を持つ粘菌、深海に潜む謎のダイオウイカ……。ウナギやカラスといった身近な動物たちにも、実は意外な生態が! だけど、もっと面白いのはそれを研究する科学者たち!?好奇心旺盛なたけしが個性豊かな学者たちの話を引き出す、知的で愉快なサイエンストーク、生物編」そのエッセンスを紹介しよう。


【ゴリラから人間関係を学ぶ ゴリラの達人 山極寿一】


なぜサルがあたり構わずウンコをするかというと、サルは植物と共進化をしてきたからです。植物は動けないから、誰かに食べてもらって種を蒔いてもらわないといけない。そのために美味しい果実をつける。サルはそれを食べてまんまと植物の戦略にはまって、排泄とともに種をあたり構わずばら蒔くわけです。人間の場合は定住生活をする訓練が必要になって、衛生的に暮らすために、決まった場所にウンコをする訓練が必要になったのです。


もう一つは食べるということ。サルの場合は、仲間と一緒に食べることはありえません。対面してしまうと喧嘩になってしまうから、必ず優劣を決めて、強いサルだけがうまいものを食う。ゴリラは採食場所譲ることがありますが、人間の場合はさらに進んで、わざわざ植物を集めてきて、みんなで一緒に食べることを始めた。人間の社会性というのは、一緒に食べることをしながら、相手と気持ちを通じ合わせることで養われてきたと思うんです。


その他、【シロアリ王国は巨大ハーレムだった シロアリの達人 松浦健二】【ウナギの産卵場所をつきとめろ ウナギの達人 塚本勝巳】【乾燥すれば不死身!最強の生物がいた ネムリユスリカの達人 黄川田隆洋】【深海に潜む巨大イカの生態に迫れ ダイオウイカの達人 窪寺恒己】【シマウマの縞はなぜできるのか? 縞模様の達人 近藤滋】【ダニって意外にかわいいね ダニの達人 島野智之】【オオカミ復活で生態系を取り戻せ オオカミの達人 円山直樹】【カラス研究者の奇妙な日常 カラスの達人 松原始】など。


「ゴリラは、人間以外の動物で唯一人間をペットにできる?」「カラスはマヨラーだった?」は意外や意外だねー!このシリーズのほかの本も読んでみよ!オススメです。(・∀・)


 


たけしの面白科学者図鑑 ヘンな生き物がいっぱい! (新潮文庫)