「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「大人のための恐竜教室」(真鍋 真  山田五郎)


大人のための恐竜教室


子どもの頃、夢中になったのが恐竜の本。とくに学研まんがの「恐竜のひみつ」はボロボロになるまで読んだなあ!男の子は恐竜大好きだもんね。(・∀・)


さて、この本。恐竜学者・真鍋 真先生とうんちくターミネーター山田五郎さんが語り尽くした大人のための恐竜入門。単純な疑問から知っていると子どもに自慢できることまでを、対談形式でわかりやすくお伝えする1冊です。コロコロと変わる恐竜常識、見つからない化石、恐竜がなぜ鳥に?羽毛ウロコの問題などなど、知れば知るほど面白い恐竜のハナシ。そのエッセンスを紹介しよう。


日本人は世界一、恐竜に関心のある国民かもしれない。恐竜は世界中の子どもたちに人気があるが、日本のすごいのは恐竜に関心のある大人が多く、出版物や展覧会などでも、最新の研究成果など、大人向けの内容がふんだんにう盛り込まれているからだ。この本はふたりの元少年が対談した内容だが、うん十年ぶりに恐竜に接する方にも、そして初めて恐竜に興味を持ってくれるかもしれない方にも、手に取ってもらえたらと思って企画したものである。


恐竜研究は加速度的に進んでいます。現在学名がついている恐竜は1000種ぐらい。当たり年になると毎年50〜60種くらい出てくるんですよ。毎週どこかで新しい恐竜が生まれているという計算になるんです。


「恐竜」という名前がついたのは1842年。名付け親になったのは、イギリスの古生物学者リチャード・オーウェンです。恐竜は絶滅しなかった。鳥になって生き残ったというが定説です。


よほど条件がよいところではないと、死骸が化石になってくれないんです。化石になるというのは確率がものすごく低いことなのです。アンモナイトに比べて首長竜やモササウルスみたいな太古の海で繁栄していた大型爬虫類がなぜ化石になりにくいかと言うと、体が大きいということはそれだけ食べがいがあるわけです。いろいろな種類の生き物がわっと集まってきて、とことん食べ尽くす。バラバラぼろぼろにされてしまう。だから残りにくいということもあります。アンモナイトは海の中で個体数が多かった、そして殻自体は分解されにくいので化石になる確率が高かったのです。化石になるのはたまたま条件のいい場所で死んだ、ある意味「選ばれしもの」なんです。


・翼があるのに飛ばないまま絶滅した恐竜もたくさんいました。恐竜の段階で羽毛を持ったものがすべて飛ぶようになったのではなく、一部が飛ぶようになり、その中で絶滅しなかったものが現代の鳥になっていくんです。飛ばない段階を、私たちは恐竜と呼んでいるのです。恐竜もかつて絶滅したと思われていたけれど、実は鳥になって現代もいる。恐竜は絶滅していませんよ。


・初期のティラノサウルス類は小型の「羽毛恐竜」だったということがわかりました。


へー!ティラノサウルスが「羽毛」だったなんて!笑っちゃうよね〜!(笑)恐竜ファン必読!オススメです。(・∀・)




大人のための恐竜教室