「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜全メニュー制覇!?…『偉いぞ!立ち食いそば』(東海林さだお

偉いぞ!立ち食いそば (文春文庫)

偉いぞ!立ち食いそば (文春文庫)

漫画家の東海林さだお氏は天才である。マンガもオモシロイが、なんといっても食に関してのエッセイが秀逸で実にオモシロイ。あまりにくだらなくてついつい笑いながら読んでしまう。ひとつの食べ物をこれほどまでに詳しく、細かい描写で描く人は他にはいないだろう。

さて、この本はトンデモナイ!日本一の立ち食いそばチェーン店富士そば西荻窪店の全メニューを制覇するというハナシなのだ。かけ、きつね、春菊天…などなど。果たしてその偉業は達成したのか!?そのエッセンスを紹介しよう。


・男なら誰しも偉業に憧れる。
何か大きなことを成し遂げたい。
成し遂げて人を驚かせたい。
月面着陸、エベレスト登頂、太平洋無着陸横断…そういうのはもう無理だな。
いまからじゃ間に合わないな。
百名山踏破」「四国八十八か所めぐり」…もっと安い偉業がいいな。安くて簡単なやつ。
安くて簡単なわりに人が驚くやつ。驚いて尊敬するやつ。
突如ひらめいたアイデア「立ち食いそば屋 メニュー全制覇」というものである。
多分、日本でこれを成し遂げた人は一人もいないはずである。もしいたら困るので、「いなかった」ということにして話をすすめたい。
もしこれを成し遂げれば、日本人初ということになり、前人未到とうことになり、すなわち偉業ということになる。


・飲食店界の特集地帯、立ち食いそば屋のまもらなければならないルールとは何かまず「禁煙」。店内のどこを見回しても「禁煙」の文字はないのだが、
これまでのところ、ただの一度も煙草を吸っている人をみかけたことはない。「禁煙」の表示がないのに誰ひとりとして煙草をすう人がいないということは、
立ち食いそば屋がいかに紳士たちが寄り添うところであるかということの証明と思われる。「私語禁止」も立ち食いそば屋のルールである。これまた店内に「私語禁止」の表示はない。


その他、イカ天イカがコロモから抜け落ちるという悲劇」、「『特製富士』をいつ食べるか」、「富士そばのラーメン」…など。ウチ(SA)のビルの隣が、富士そば五反田店。ためしてみようかな!


五反田店にはないけど、このメニューは絶品だよお!(^^♪


GOURMET〜あの森永卓郎さん絶賛!…『カレーかつ丼』(御徒町
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20110116