「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『歌舞伎町・ヤバさの真相』(溝口敦)

歌舞伎町・ヤバさの真相 (文春新書)

歌舞伎町・ヤバさの真相 (文春新書)

このブログは私の個人のものだけど、ウチ(SA)の会社のブログにも書いています。読んでね。毎週火曜日が私の担当です。(^v^)


SAトレーナーブログ  小野塚:S先生の死
http://blog.livedoor.jp/samaster/archives/52218918.html



ウチ(SA)のトレーナーであり、私の10年来の親友でもある、橋本トレーナーは生まれも育ちも新宿区歌舞伎町出身である。(・。・)えっ?歌舞伎町って人が住んでるの!?っていう人がいるとは思うが、一般人にとって日本一有名な街、歌舞伎町ってナゾの街だよね。(^J^)


さて、この本、欲望・エロス・犯罪の都は、いかに生まれ、どこに向かうのか。恐怖の根源をたどり、歓楽の核心・我われの心性に迫る。六百メートル四方の「世界一ヤバい街」の正体とは?―…そのエッセンスを紹介しよう。


・新宿の歌舞伎町は、これまで様々に形容されてきた。不夜城眠らない街、マフィアの住む街、非常の街、日本の下半身、欲望の迷宮都市、外国人労働者の新租界、アジア一の歓楽街、日本一危ない街―など。歌舞伎町は、麻薬、覚醒剤。暴力、殺人、誘拐、人身売買、歓楽、暴力団、マフィアなど、とにもかくにも犯罪と歓楽を連想される街であり、強く暴力と性に結びつけてイメージされている。


・本書がテーマにしたいのは歌舞伎町亜はどのように危なさのイメージを培ってきたのか、危険と歓楽は関係があるのかないのか、人にとって危なさは必要なのか、不要なのかといったことの解明である。現実の歌舞伎町は必ずしも危なくない。私事にわたるが、筆者は四十年以上歌舞伎町を訪れている。その間一度として、金銭的にも肉体的にも危害をこうむったことはない。ぼったくられたこともないし、殴られ蹴られたこともない。少なくとも筆者に関する限り、四十年前も歌舞伎町は危険でなかったし、今も危険ではない。


歌舞伎町は人工的に造られた街である。歌舞伎座を誘致する予定であったことから、旧町名の角筈から歌舞伎町に町名を変更した。ただ、町名の由来となった歌舞伎座は、戦後の資材不足を背景に、大規模建築が規制されたため中止となり、結局建設されなかった。


・歌舞伎町のスタートとほぼ同時期、歌舞伎町の後背地というべき新宿・百人町では韓国・慶尚南道蔚山出身の韓国人である辛格浩(シンキヨクホ、日本名・重光武雄)が製菓メーカーのロッテを創立した。当時は、明治製菓、森永製菓などの先発のメーカーが市場を席捲していた。新興のロッテは苦戦したが、ほどなく躍進のきっかけをつかむ。韓国人が経営する新宿界隈のパチンコ店が景品としてロッテのチューインガムを扱ってくれた。それが今日の隆盛の起点だという説がある。現在、歌舞伎町二丁目から職安通り、JR新大久保周辺、百人町までの一帯がコリアン・タウンに変貌しているのは歌舞伎町にロッテがあったからだろう。この二つは朝鮮人、韓国人、他の外国人を一帯に集める核になった。


「その他、何段階もの射精産業」、「新宿の売春とヤクザの歴史」など、ナゾの歌舞伎町が語られている。おもちろいよ。おススメ!(^^♪