- 作者: 大久保一彦
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2006/03/09
- メディア: 単行本
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どんなに料理が美味しくても、接客が優れていてもお客さんがいないとねえ…。(^ム^)
この本はダントツ!になるための集客のツボとコツが書かれた本なのだ。飲食以外の仕事にも応用できるよ。そのエッセンスを紹介しよう。
・外食産業は今、市場が成熟し、多くの店の中から選ばれなければならない時代になり、もはや「食べ物がおいしい」というだけでは、繁盛しなくなったのだ。ではどうすべきなのか?どうすればお客様が増え、繁盛していくのか?集客の概念が変わり、「新しい集客」=「増客」を考えないといけない。
・お客さまに選ばれないと店は流行りません。選らばれるために大切なことは、お客さまに選ばれるという、「繁盛の種火」と、その種火を大きく育てる環境です。そのために「また来たいと期待すること」=次回の来店の場面を想起できることだ、。そのためにやれることは多い。
・「怪しさ」の中に、人間の好奇心を揺さぶる演出のタネがあることを認識しました。例えば、風俗の案内所の看板の目の前で路地に入る怪しさ、ボロアパートの急な階段を上がる怪しさ、とにかく店に入るまで怪しすぎるお店。市場が成熟し、飽和した今日、このような怪しさこそ、ここにないものが演出できるのです。デメリット、例えば、怖いオヤジ、汚い店、悪い立地、怪しい立地、古い建物は、うまい食材と組み合わせると脚本が書きやすいのです。デメリットは一見するとマイナスなんですが、優れた脚本家の手にかかれば、店のデメリットを重要なパーツにして、飛びぬけて優れていることを際立たせ、ここにしかない店を演出できるのです。そして、感動のストーリーが口コミで広がり、店にお客様があふれるのです。
・お店の来店確率を上げる3つの方法。「発見確率」「魅力確率」「IN誘導確率」だ。これら三つは互いにいい面でも悪い面でも影響しあうので、その要素を掛け算した形で来店率はきまる。店舗の看板や外装、インターネットなどのメディアによる集客のも同じです。
・看板作りの市場成熟の対応した法則=【アイワの法則】
A=Attenntion 注目 → I=Interest 興味 → W=Want ほしいと思わせる → A=Action 行動
・人間は「矢印」を追う習慣があります。例えばロードサイドにある駐車場に誘導する看板は、「→」があった方が「IN誘導確率」が高まります。さらに矢印の向きを少し上向きにしたほうが、さらに「IN誘導確率」が高まることがわかっています。
・人間は明るい方を好む傾向があります。例えば、地価の店舗の場合、階段の上のほうより下の方に明るいライトがあると「IN誘導確率」は向上します。またドアは開いているほうが入りやすいですよね。
・ホームページは、まず店の雰囲気をつかむのに利用されます。そこで今なら「動画」によるプロモーションビデオを作ることをおすすめします。、なぜなら、動画は「魅力確率」を高めますので、お店をテレビを見て来店が増えるように、来店の決め手になるからです。お金はかかりますが、ビデオを作って、ホームページからリンクさせたほうがいいのです。
「名物店主をイメージキャラクターにする」っていうのは使えるなあ!ウチもやろうかな。おススメです!