先日、ご縁をいただいた「ファースト10アカデミー」代表の小野寺誠さん。小野塚と小野寺の「小野」つながり。「輝」と「誠」の一文字名前つながりと「勝手に共通点」を結びつけちゃいました!(笑)めちゃめちゃ分かりやすくて面白いメソッドなので、さっそく勉強しなきゃ!と読んだのがこの本。
「たった10秒接客を変えるだけで、飲食店が繁盛店に変わる! 実践的現場ノウハウ!」そのエッセンスを紹介しましょう。
・サービスの基本はLOVE(愛情)です。お客様に興味を持ち、 提供する商品にサービス(愛情)を入れて、 初めてお客様が笑顔を返してくれるのです。 この基本を自ら体感し、 自分の中に根っ子を深く張っていくことが、 サービスを提供していくプロになるための最短の道であると、 私は信じています。
・私が勤めていていた会社は、日本で唯一、 バー業態でチェーン展開している「日比谷BAR」です。(現在、 都内26店舗)こで19年間、 バーテンダー兼マネージャーとしての基本を学びました。 そこで実践していた教育方法が、「 サービスを見える化したファースト10」という考え方です。 お客様に愛情を伝えられるスタッフを育てることを仕組み化する ことです。
・コーヒーを飲みに来ているお客様に、 一緒にコーヒー豆を買ってもらうのはどうしたらよいでしょうか。 値段にしてコーヒー3杯分のコーヒー豆を買ってもらうには?
→ コーヒー3杯分のサービスを売る必要があります。 今までの3倍以上の愛情をお客様に伝えなければなりません。 コーヒー豆を売ろうと思ったら、残念ながら売れません。 売るのはコーヒー豆ではなく、サービス(愛情) や自分という商品です。 つまり入り口とレジでの10秒間のサービスをしっかり向上させよ うということでした。レジでお客様が注文したときに、 コーヒー豆をオススメする。棚を見ているお客様には、 そのビーンズの特徴・魅力を伝える。 店頭ではオリジナルブレンドの豆で淹れたコーヒーを試飲してもら う。2ヶ月後、 全国百店舗ある中でコーヒー豆の販売で1位を獲得したのです。
・さんま定食を2.5倍売った「ときわ食堂」で、 私がこだわったのは、 お客様が来店してからスタッフが席に案内するまでのファーストコ ンタクトの10秒間と、 ファーストオーダーが入ってから料理を提供するまでの10分間で す。ここのクオリティーを徹底的に向上させました。 10秒と10分。 これだけでもお店の印象を向上させるには十分です。( 挨拶のクオリティーの向上とオススメ定食の紹介)
・2009年ぐるなびの調査で「二度と行きたくない店」 と答えた人は84.7%、トップが「接客が無愛想(33.5%) 」「礼儀正しくない(27.5%)」の二つ。 無愛想で礼儀正しくないという理由でリピーターを逃してしまって いるのです。とても、もったいないですね。
・飲食店の場合、 スタッフとお客様の接触ポイントは5回あります。
1 お客様が来店するとき 2 席へ案内するとき 3 おしぼりやメニューを渡してオーダーを取るとき 4 追加オーダーや灰皿やお皿の交換などを行うとき 5 お客様がお店から帰るとき
お客様と「ファーストコンタクト」をとる来店時の最初の10秒。 そして「ファーストオーダー」をもらい提供する10分。 この時間以外、 お客様に満足してもらうためのコミュニケーションをとる機会は、 事実上ほとんど存在しないのです。なぜなら、 この2つのポイントが唯一スタッフの話を100% 聞いてもらえる時間だからです!
・「ファースト10」必要な3つの力(観察力、共感力、提案力)
・カウンターバーには、メニューがありません。 なぜメニューが置いていないのか、わかりますか。 それはお客様とコミュニケーションをとるためなのです。
・「今日は暑かったですね、まずはビールですか!」 ビールがくるまでの間に「北海道ワインフェア」の話をしたり「 冷やしたウィスキーでつくるハイボール」の話をしたりと、 わずか1分間でお店のウリを伝えているとしましょう。 そうなると2杯目からワインやハイボールに変える可能性が出てく るのです。ポイントは「 お客様が決めたものだけを注文として受け止めるのか」「 スタッフが提案しながら注文を受けるのか」の違い。
その他、「メンバーズカードでお客様の名前の確認」「「 どうしてうちの店なのか」で「観察力」が身につく」「 30万円超の靴に傷をつけても弁償しなくても済んだ理由」「 靴を見るのではなく、お客様の心を見る」「 第一印象に全力を尽くす」「 料理の由来やオススメのポイントを紹介する」「商品ではなく「 体験」を提案する」「 売れないのは商品の魅力を伝えていないから」など。
うーん!いいなあ!これ当てはまるなあ!第一印象って10秒で決まるもんね。確かに!飲食業の方、必読っ!オススメです。(・∀・)