「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜驚愕のラスト一行!…『スリープ』(乾くるみ)

スリープ

スリープ

いつも斬新な切り口で大どんでん返しなラストが印象的な、乾くるみ氏の本。この本読んだ?ケッサクだったよ。(^O^)


BOOK〜もし人生をやりなおせるなら?…『リピート』(乾くるみ
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20100718

BOOK〜驚愕のラスト2行!…『イニシエーション・ラブ』(乾くるみ
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20090703


さあ、この本は6年ぶりの書き下ろし。しかも最高傑作かもしれない!私が今年読んだベスト3に入るね。

驚愕のラスト一行は「えええ〜〜!!!」だよ!こんな展開があっていいのか!!!静岡大学理学部卒業の乾氏の理系の知識がふんだんに使われているので、リアルだ。実際に30年後はこうなっているんじゃないかな。エッセンスはこんな感じ。


科学の発達により、冷凍保存が可能になった未来科学研究所。
そこでは宇宙飛行士の冷凍睡眠という新しい技術を確率したのだ。その名も、「タイム・ストッパー・カプセル」


そこでテレビ番組「科学のちから」の中学生レポーター羽鳥亜里沙が、ふっとしたことで、世界で唯一生きたまま冷眠されてしまったのだ…。


30年ぶりに目覚めた14歳の天才美少女・羽鳥亜里沙が見た日本の未来とは!?そして同じ番組の中学生レポーター戸松鋭二が30年の年月をかけてかなえた夢とは!?亜里沙が初恋の女性だった、同性愛者の鷲尾まりんが取った行動とは?


キーマンになる貫井要美(ぬくいいるみ)は、著者の乾くるみアナグラムなんだだね。オモシロっ!(^^♪


気にいったフレーズはコレ。


・自分が無の存在だった三十年間−肉体は冷凍保存されていたにしても、精神はまさしく無だった。死後の世界なんてない。魂なんてない。人間は死んだらそこで終わりなのだ。自分の人生は本当はあそこで終わっていたのだ。


・知り合いが誰もいない世界で蘇生させられても、意味がないではないか。冷眠なんて意味がない。


ぜひ読んでほしいなあ。感想を語り合いたいなあ!特にラスト一行!文句なしにケッサクです!(^^♪