「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

HUMAN〜『アサヒスーパードライの生みの親・樋口廣太郎』


今年特に、学ぼうと思っているのが、元アサヒビール社長の樋口廣太郎氏。(^J^) もうおなじみだよね。


BOOK〜アサヒビールの奇跡を呼んだ樋口流!…『知にして愚』
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20110329

BOOK〜『前例がない。だからやる』(樋口廣太郎)

http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20110306


このおだやかな明るい笑顔、いいよね。今日は、樋口氏が定めたリストを紹介しよう。これがアサヒビール大躍進のきっかけになったんだね。


仕事十則


1 基本に忠実であれ。基本とは、困難に直面した時、志を高く持ち初心を貫くこと。
  常に他人に対する思いやりの心を忘れないこと
2 口先や頭の中で商売をするな。心で商売せよ
3 生きた金を使え。死に金を使うな
4 約束は守れ。守れないことは約束するな
5 できることとできないことをはっきりさせ、「イエス」「ノー」を明確にせよ
6 期限のつかない仕事は「仕事」ではない
7 他人の悪口を言うな。悪口が始まったら耳休みせよ
8 毎日の仕事をこなしていく時、「今何をすることが大事か」ということを常に考えよ
9 最後までやり抜けるか否かは、最後の一歩をどう克服するかにかかっている。
これは集中力をどれだけ発揮できるかによって決まる
10 二人で同じ仕事をするな。お互いに相手がやってくれると思うから「抜け」がで
きる。 一人であれば緊張感が高まり、集中力が生まれてよい仕事ができる


後継者選びの七つの基準


1 まず明るいということがベースになる。
2 前任者の踏襲をするのでは意味がないので、変えてくれる可能性がある人が望ま
  しい。
3 変化についていけて、ある程度先見性を持って、なおそれにバランス感覚があれ
  ばいい。
4 礼儀正しくて徳のある人。
5 それに、謙虚に人の話が上手に聞ける人。
6 若干の知性を身につけ、それでいてあまり表面に出さない人。
7 常に柔軟にものが考えられ、先入観を持たない人。


※これは、新入社員に望むことと同じである。


管理職十訓


1.組織を活性化しようと思ったら、その職場で困っている事を、ひとつひとつつぶしていけばよい。人間は、本来努力して浮かび上がろうとしているのだから、頭でつかえているものを取り除いてやれば、おのずと浮上するものだ。
2.職位とは、仕事のための呼称であり、役割分担を明確にするためにあるものだと考えれば、管理とは何かがキチンと出てくる。
3.「先例がない」、「だからやる」のが管理職ではないか。
4.部下の管理はやさしい。むしろ、上級者を管理することに意を用いるべきである。
5.リーダーシップとは、部下を管理することではない。発想を豊かに持ち、部下の能力を存分に引き出すことである。
6.「イエス」は部下だけで返事をしてもよいが、「ノウ」の返事を顧客に出すときは、上司として知っていなければならない。
7.人間を個人として認めれば、若い社員が喜んで働ける環境が自ずから出来てくる。
8.若い人は、我々自身の鏡であり、若い人がもし動かないならば、それは、我々が悪いからだと思わなければならない。
9.若い人の話を聞くときは、喜んで批判を受ける雅量が必要である。
10.結局、職場とは、人間としての切磋琢磨の場であり、錬成のための道場である。