「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『人生の意味と量子論』(川又三智彦)

人生の意味と量子論

人生の意味と量子論

先日、再会しここでも紹介させていただいた、元ウィークリーマンション・ツカサの川又三智彦社長、私はとても勇気付けられました!人生のドラマの視聴率があったら波瀾万丈のスゴイ数字だろうね。


HUMAN〜どん底からの脱出!…『元ツカサ・川又三智彦社長』
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20101121


バブル最盛期、1000億を越える資産からバブル崩壊により逆に1000億円の借金王になった川又社長。経営者の中には、倒産、夜逃げ、自ら命を絶つ人もいたが、それから20年間事業を続けてきた。「なぜバブル崩壊が起きたのだろう」と考える一方で、「なぜ自分がこういう目に遭わなければならなかったのか」を追及した結果、行きついたのが、量子論だった。えっ?人生の意味と量子論?ということでさっそく読んでみました。まさに目からウロコ!そのエッセンスを紹介しよう。


・一つの映像を見ただけで人生が変わる。そんなバカなことがあるものかと思われているかもしれません。全く動かないと思っていた原子が、原子顕微鏡で動いてみると、動きまわっているのです。しかも、人が手を叩くと、それにあわせて原子も揺れ動いているのです。「人の行動が、原子に影響している」という現実を見せられたのです。


ウクライナ生まれの物理学者・アレクサンダー・ビレンケンは、何もない世界と考えられていた「真空の世界」が宇宙の始まりであるというのです。量子力学をどんどん突き詰めていけば、宇宙は物質だけではなく、時間も空間もない「真空」の中で生まれたという答えに行き着きます。ミクロの世界の真空とは、何もない、空っぽの世界ではありません。そこでは常に、時間と空間、つまり『宇宙の種』が生まれては消えている。エネルギーに満ちた世界なのです」


電子は粒であると同時に、雲のような波であるという二つの状態を持つというのです。その二つの状態のうち、どちらかを決定づけるのが、人間の意識であると量子論学者は言っているのです。分かりやすく言うと「だるまさんがころんだ」という遊びそのものなのです。鬼になった子どもが目を閉じている時には、周りの子どもたちは自由に動き回ってどこにいるのかは分かりません。しかし目を開けて見た瞬間、どこにいるかがはっきりします量子力学によれば、鬼が見てないとき、子どもはどこか一つの場所にいるのではありません。子どもは確率にしたがって雲のように薄く広がっているというのです。


・人間は脳を使って、物を考え、記憶し、自分の存在を意識しています。宇宙全体が人間の脳の神経細胞と同じような構造をしていることから、宇宙にも何らかの意識や意思が働いているのではないかと考えられているのです。


その人がそう思えば、その状況が作れるということです。だから、UFOを信じる人にだけにUFOは見えるのであって、信じない人には絶対に見えません。自分は成功するんだ、幸せになるんだと本気で思っている人が幸せになるのであって、そう思わない人が成功するわけが無いし、幸せになれるわけがないといっているのです。


・問題が発生したとき、なすべきことの一番は、どう解決のために動くのかということです。失敗をいくら悩み苦しんでも、問題の解決にはなりません。ではどうするかということですが、私はその事実はそのまま受け止めます起きてしまったことをとやかく言っても仕方がないからです。


バブル崩壊によって資産家から大貧民に叩き落とされる目に遭った私は、あらゆる経済誌、経済本を手当たり次第に買ってきて読み漁ったのです。そしてその本の中で、バブルの崩壊を警告していた数々の本に出会って愕然とします。この時、「価値の根源は情報である」「ある出来事がある日突然に起きることはありえない。誰かがどこかが必ず書いている」この言葉は、私がバブル崩壊で1000億円という勉強代を払って得たものでした。それから情報整理に取り組み始めました。新聞が八紙。経済紙、週刊誌をあわせると月に三十数種類、そのため、単行本を読み、毎日根気よく勉強し、こまめに記録をとり続けました。これが14年間続けている毎日の修行になっているのだと思います。


・生まれてきて肉体を持ったというのは、たとえれば、「潜水服」を着ている状態と言えばわかりやすいかもしれません。それもアクアラングといった現代の潜水具ではなく、昔の、酸素注入の管がついた潜水服です。その生命線が絶たれれば、生きてはいけません。その潜水服をつけた状態で水にもぐっているのですから、行動も自由にはできません。呼吸をしたり、食べたりしなければなりません。そして船には酸素を送り込む人が大勢いるように、生きている間は向こうの世界から懸命にエネルギーが送られてきているのです。そして「死」とはその潜水服を脱ぎ捨てることです。


精神に強烈なプレッシャーをかけて努力しつづけることが、向こうの世界とつながる一つの手法になります。それは、にっちもさっちもいかない。とことん追い詰められてもうこれで終わりかと思った先にチャンスはあるということでもあります。そこまで我慢しきれるかどうかで、チャンスをつかめるかどうかが決まってくる、そういう状況にまで追い詰められて初めて奇跡が起きるのです。


・人間、死ぬときには、びた一文あの世に持っていくことはできません。持っていけるのは、自分の人生の思い出だけなのです。その思い出や満足感をたくさん持ってあの世に行ける人ほど、いい人生を過ごしたのではないかと思います。


・日常考えることは、自分がやりたいことを発見して、それを実現するためにはどうすればいいのかだけを考えていけばいいのに、多くの人は自分のやりたいことも考えずに、日々出てくる問題、雑事に振り回されています。自分自身の内側に目を向けて、自分に何が起きているのか、それに対して何ができるのかを考えて、前向きに、創造的にいつも気をめぐらせていけば、そのとおりになるはずです。


・私は情報整理術として、自分の行為行動を記録して残すことを薦めていますが、それは単に過去の記録を残してそこからアイデア、発想を生み出す材料にするためではなく、量子論的に考えれば、過去を見返すことによって、現在、未来が変えられるからなのです。だから、自分にとっていい現在、未来を送りたいと思うのであれば、過去を見返して自分を知ることが大事です。


・不安を感じたり、嫌だと思ったときにそれがそのときに考えてもどうにもならないことだったら、まずは考えないようにすることです。考えないようにするために最もいい方法は、好きなことに没頭することです。そうすることで、今、不安や嫌だということを忘れるように訓練するのです。さらに言えば、マイナス思考を持っている人というのは、やることがなく、暇だからです。やることがないか、余計なことを考えてしまうのです。考えてはいけないことを考え、余計にネガティブになってしまうのです。つまり、自分を常に忙しくすることが一番なのです。


いつも試行錯誤しながら悩みながら生きているけど、川又社長に比べれば余りに小さい小さい…。(゜o゜)
量子論…すごいなあ…人生の常識が変わりそうだ!スゴイ!おススメ!(^<^)