- 作者: 久恒啓一
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2006/05
- メディア: 単行本
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さて、多摩大学教授の久恒啓一氏。この本もよかったよね。
BOOK〜『仕事は日曜の夜から始めなさい!』(久恒啓一)
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20090706
タイトルにドキッ!としました…そうか…寝ちゃいけないのか…。(・。・) でも分かる気がする。通勤の時間を有効に使うためのツボとコツが満載。そのエッセンスを紹介しよう。
・片道一時間としても、一週間で十時間、一年だと約五百時間もの時間になる。この時間をただぼーっと過ごすのか自分を高める時間にするのか。この通勤という「継続の力」はあなどれない。寝てなどいられないはずである。毎日、朝晩乗る通勤電車の中で、これだけは成し遂げるという目標や目的を持ち、実行する。どんな小さな目標、目的でもいい、それを成し遂げることができれば、それは確実な進歩といえる。
・通勤時間を資源とするには、条件がある。それは「居眠りをせず、必ず座って」いくこと。
・引っ越しは新しい自分を掘り起こすきっかけになる。江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎は「引っ越し魔」であり、93回も住まいを変えたといわれる。彼は90歳で亡くなっているので、一年に一度の割合で引っ越しを行ったことになるそして、彼は新しく移り住んだ場所で、名前や作風を変えることもしばしばあった。
・朝の通勤時間で一番効果的なのがその日の仕事の準備。一日の仕事のスケジュールを組み立てて、頭の中でそのシミュレーションを行うのだ。職場についてから、さあ今日は何をしようか、では遅すぎる。仕事のできる人とできない人の差は、ストーリーを描けるかどうかにある。
・ある意味、通勤電車も書斎といえる。だからつねに書斎を担いで歩いているようなものだ。電車での移動を「自分の人生が運ばれている」と考えてみたらどうだろう。この瞬間をおろそかにすることはできないはずだ。
・当たり前だが、現在は過去の結果であり、未来はいまの自分自身の結果である。つまり未来はいまの自分次第でいくらでも変わっていくということだ。
・早朝は、一日の中でもっとも誰からも邪魔をされることのない時間である。
・人生は継続によって成り立っている。ビジネスマンの通勤もまさに継続といえる、毎日の変化はわからなくとも、必ず力はついている。それを信じて行動してみることだ。たとえば「ゲルニカ」など多くの大作を残している画家、パブロ・ピカソは、生涯描いた作品が約八万点にも及ぶと言われる。91歳で亡くなった彼は、毎日、二、三点描いていたことになる。作曲家の古関裕而は五千曲。単純計算で、三日に一曲ぐらい作っている。作家の松本清張は、42歳から本格的な創作活動を始めた遅咲きだが、その半生で700冊もの著作を残した。徳富蘇峰は、95歳で亡くなっているが、彼が『近世日本国民史』を書き始めたのは、55歳。百巻にも及ぶこの本を仕上げたのは彼が89歳のときだから、実に34年間書き続けたわけである。時間を編み出すということは、人生を編み出すということなのだ。
ホント「早起きは三割の得」だよね。朝の時間の使い方を改めようかな。(^。^)
久恒啓一 図解ウェブ
http://www.hisatune.net/