「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜爆笑失敗談&武勇伝!…『酔って記憶をなくします』

酔って記憶をなくします (新潮文庫)

酔って記憶をなくします (新潮文庫)

今はもう無くなったけど、酔っぱらって記憶をなくすことは若い頃はよくあった。(^^ゞ
一番ひどかったのは何かな?平塚で飲んで、気がついたら静岡の沼津っていうのがあったか…。山手線グルグルでカプセルホテルに泊まることは日常茶飯事。民家の軒下に寝たり、駅のベンチで夜を明かしたこともある。…恥ずかしいけど時効だよね…(^_^;)

さて、この本は笑った、笑った!全国の酔っ払いの皆さまがやらかした爆笑失敗談&武勇伝が173連発も収録されているのだ。編者は石原たきび氏。


乗り過ごしや、モノの紛失は当たり前。上司のハゲ頭に柏手を打って拝む。交番のお巡りさんにプロポーズ。タクシーで5万円払い「釣りはいらねえよ」。居酒屋のトイレで三点倒立の練習。ホームレスと日本の未来について語り合う…その中のケッサクを紹介しよう。


・私の前の会社の上司で強者がいました。彼は埼玉北部に住んでいるんですが、朝、気づくと車窓から日本海が見えたそうです。彼いわく、「軽井沢あたりなら日常茶飯事。駅員とも顔なじみ」とのこと。(ささでん 32歳 男)


・学生時代、小田急沿線に住んでいたときの話。ある日、新宿で飲んでいたんです。終電はなくなり、例によって記憶もなくなりました。ふと気づと、通勤ラッシュの小田急線車内。周囲はスーツ姿のサラリーマンだらけ。もうすっかり朝。「次は、小田原〜。終点です」という車内アナウンスが。時計を見れば朝の8時半。切符を確認すると朝5時ごろ新宿駅で改札を通った様子。どうやら、思い切り寝過したようです。「これはやばい」と思い、小田原駅で新宿行きの電車に乗りました。しかし、次に気付いたら、また走行中の小田急線の車内。そして、またアナウンスが。「次は、小田原〜、小田原です」時計を見てびっくり。午前11時半でした。どうやら。電車は新宿に着いて。また小田原に戻ってきてしまったようです。「何やってるんだろう……」と思いつつ。気を取り直して。もう一度、新宿行きの電車に乗りました。そして、次に気付いたときは、新宿駅でした。また、行き過ぎです。ふだんなら新宿から30分ぐらいなのに、この日は結局9時間かかりました。(うちお 35歳 男)


・気になる男性を含む4人で飲んだんですが、後半以降の記憶が全くありません。気づいたらその人の部屋にいて、同じ布団で寝ていました。後で聞いたら、元カレの愚痴をずーっと言っていたらしいです。しかも、泣きながら。たくさん、謝ったら「いいよ、いいよ」と笑っていましたが、確実に嫌われたと思います。(ユカタン 24歳 女)


・酔って帰ってきて、扇風機に延々と話しかけていた事があります。扇風機の正面に退り、「いや、だからオマエは何で首振ってるだけなわけ?」「縦に振るのは無理なん?」「熱い風は送れんの?」「聞いてる?」実家なので、おかんが一部始終を見ていたらしいです。「長いボケやなぁ」と思ってずっと止めずに見てたとのこと。(YASS 28歳 男)


・深夜に帰宅したときのこと。後で友人に聞くと、電話をかけてきて、「拙者、そろそろ床につくでござる」と言ったとのこと。なぜ侍?「久しぶりに電話してきたと思ったら、侍になって憤いた」と言われました。(川瀬桂 29歳 女)


・昔、一人暮らしをしていたときの話。泥酔状態で終電を降りたら、駅の横に正体不明で倒れている女性がいました。危ないなあと思って連れて帰ると、彼女は「かたじけのうござる。土間で十分でござる」と玄関から動きません。「さようでござるか。ではせめて羽織りものを」とタオルケットを掛けてあげ、自分もそのままトイレ脇の床で寝てしまいました。(デラシネ 36歳 女)


・大昔の失敗談をひとつ。友人と二人で深酒して、朝起きたらその友達の家で寝ていました。部屋に何かの気配。目を凝らしてみると原付カブ部屋と原付と私!ちなみに、前カゴには朝刊がいっぱい。眠気が一気に吹っ飛びました。このボロアパートにはエレベーターなんてものはない。3階の部屋にどうやって運び入れたんでしょうか?(りゅう 31歳 男)


こんなエピソードがあるとかえって人間味があって、親しみやすくなるよね〜!おススメ!(^<^)