「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜早起きは三文の得!…『朝4時起きの仕事術』(中島孝志)

朝4時起きの仕事術 (しごとハンドブック)

朝4時起きの仕事術 (しごとハンドブック)

私が社会人になって最初の職場は千葉県市原市だった。(^v^) 新入社員だった私は、初めて一人暮らしをしたアパートから車で20分の職場に毎朝6時には出社していた。8時が仕事開始だった。鍵を開け、掃除をしてコーヒーを入れ、足場機材の勉強をしていた。起床時間は5時。思えば、このときから早起きだったのかもしれない。
前職の外資系生命保険会社時代は朝7:15には出社していた。一番乗りだった。9時が仕事開始だった。このときも起床時間は5時だった。
そして現在。仕事の内容もハードさも比べ物にはならないということもあるのだろうが、人生で最も「遅起き」で睡眠時間をとっている気がする。今は6時半から7時起床だ。仕事開始は9:45。つまり45年生きてきて、今さらながら睡眠時間の大切さがわかったのだ!(^J^)

さて、この本は「ん〜…、また昔の早起きに戻ろうかな…!?」と思うくらいの内容。そのエッセンスを紹介しよう。


・私が「朝4時起き」を続ける理由はどこにあるのか。それは午前中にすべての仕事を完了させてしまし、午後は違う仕事に没頭するためなのだ。午前中はすでに依頼されている仕事(過去の仕事)、午後はこれから仕掛ける仕事(未来の仕事)というように、一日を大きく分けて二種類の仕事をするようにしている。「人生二毛作だ。


「朝4時起き」に生活パターンをがらりと変えて十七年あまりになる。わたしの一日はまずは「ウォーキング」から始まって、その後は「執筆」「勉強」「情報」「調査」というように仕事一色である。そう、朝は仕事にぴったりの時間帯なのである。私は午前中に八時間、午後八時間、そして睡眠時間八時間というように、一日を三分割したのである。数千年、数百年から現代、そしておそらく今後も変わらず続く「仕事のリズム」がある。それは農業だ。農業に従事する人はいまだに「朝4時起き」である。夜明けとともに起き、日没時にはすでに一日の仕事を終えて「休息モード」に入るのだ。


「めざしの土光」といわれた土光敏夫さん(元経団連会長)は、名経営者であり、臨時行政改革審議会の委員長として活躍したが、「朝4時起き」で知られる早起き人間。その昔、東芝再建のために財界から送り込まれたことがある。氏は経費削減のために、バスと電車での通勤を貫いた。たまたま東芝の管理職が車内で新聞を読んでいたところ、土光さんに出くわした。そして、目が合うや、「君、新聞は家で読んできたまえ。電車の中では、今日一日、どんな仕事をするか、部下にどんな指示をするかを考えたまえ」と怒られてしまった。土光さんは朝日、日経などの大手新聞はもとより、電気新聞などの業界紙も自宅でチェックしていた。なんといっても「4時起き」である。読経と庭の手入れを欠かさない土光さんにしてみれば、めざしで朝食を済ませた後はビジネス情報の入手にいそしんでいたのだろう。


・このとき、留意すべきことはメモる習慣をつけることだ。人間というのは、忘れっぽい動物なのだ。ポイントは、誰に、何を、いつまでに、やらせるかということである。どうやるか、については本人に考えさせるのだ、これらをすべて列挙したのち、重要な順に番号をふる。後はできたかどうか、どこまで進んだか。この二つについて逐次、チェックする、こうすれば、つぼを押さえた仕事ができる。(アイビー・リーの二万五千ドルのアイデア


・仕事というのは、?重要事項と?緊急事項、そして?平常事項(ルーティンワーク)の三種類から構成されている。ここでもっとも大事なものは重要事項である。レーガンアメリカ合衆国大統領など、どんなに重大、かつ長文のレポートでも、表紙にたった一枚、結論とその理由を三つのポイントで記させたことは有名な話である。報告書で最悪なのは、最後まで読まないと結論がわからないというものだ。これでは用をなさない。


・人を活かすコミュニケーションのコツは、「徹底して聞くこと」にある。たとえば、部下が相談にきた時、何をしていても手を止めて聞こうという姿勢を見せることだ。その姿勢だけで部下はほっとするものである。大事なことは全身全霊で聞くことにある。上司と部下、同僚同士、いずれにしても対話というのは一対一の関係づくりであり、一期一会の瞬間なのである。


・朝いちばんは意欲だけでなく、誠意を伝えるためにも効果的な時間帯なのである。アメリカのマーケティング会社の経営者ジョン・グッドマン「グッドマンの三大法則」と称して、CS(顧客満足度)には、三つの法則が当てはまると述べている。

一つはクレーム客が店側の対応に満足すると、その商品やサービスのリピーターになる確率は、不満を持ちながらもクレームを言わない客に比べるときわめて高いという法則。
二つ目には、クレーム対応に不満を覚えた客によるクチコミは、満足した客と比べると二倍も強い影響があるという法則。
三つ目には、きちんとしたCSを感じた客は企業を信頼し、それによって売り上げが増えるという法則である。

ビジネスマンとして一回り大きくなりたければ、クレーム客をファンにするだけの誠意をどれだけ示せるか、行動で示してほしい。クレーム対処の時こそ、あなた自身の掛け値なしの人間性が問われるのだということを覚えておきたい。


早起きするかどうかは別として内容はいいよお!オスッスメです。(^ム^)