- 作者: 石寒太
- 出版社/メーカー: ホーム社
- 発売日: 2009/07
- メディア: 単行本
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NHK朝の連続テレビ小説「あぐり」で有名な吉行あぐりさん。(^J^) 今なお102歳でお元気だとのこと。本名は「安久利」さんって書くんだね。長男の吉行淳之介氏、次女の吉行理恵氏はともに、芥川賞作家、長女の和子氏は女優という芸術系の家庭。
その吉行あぐりさんの文章から、現代に生きる女性たちに知らせたい「ことば」を抜き出し、背景とともに伝える。困難な状況にも立ち向かう姿、ユニークな子育て、長寿の秘訣など、魅力のすべてを集大成した1冊!そのエッセンスを紹介しよう。
・こだわらない、いやなことがあってもすぐに忘れる、そのようにして生きてきました。
・子どもに迷惑をかけないよう、自分でしっかりと健康管理をしています。
・頭の体操をして、終着駅まで自分の力で歩いてゆけますようにと、日々心がけています。
・「次はどこにいらっしゃるのですか」と聞かれるたびに、「たぶん、天国じゃないですか」って答えるんですよ。
・九十歳で、二度目の未亡人、これからは自由に元気に生きます。
・行動が遅くなったせいでしょうか。年を重ねるにつれ、時間が足りず、一日中、忙しいような気がします。
・九十八歳で大腿骨の手術をするとき、「退院したら鰻重ね」と、和子に注文しました。
・意固地な私も、百歳を超えて、いくらか丸くなりました。
・新聞二紙にはすみからすみまで目を通さないと一日が始まりません。世の中を知る情報源です。
・みるみる溶けていく。氷を見ていると、氷が溶けるように人間も溶けたらいいなあと思うの。あの世に行くとき、お葬式もしなくてすむし、いいじゃないですかぁ。
・遺言 延命措置は絶対にしないこと。
・美容院には自分の子どもを入れません。仕事場は戦場なのです。
・「あの人は他人だ」と思うようにしましたら、夫が何をしようと平気になりました。
・いまになって変だったなあと思うのですが、私は夫から生活費なんてほとんどもらったことがありませんでした。
・このごろ、私を母に持った子どもたちは本当にたいへんだったでしょうと、ようやく気がつきました。
・八十の手習いで始めた料理。和子にふるまって、ときたま会うのを楽しみにしています。
・親は親、子どもは子どもの人生を生きて、その結果、中良くやっていけるのが、しあわせな関係だと思っています。
どう!?この説得力!すごいなあ、たくましいなあ!母にも読んでほしいなあ!さすが明治の女性!頭が下がります。生涯現役でいたいよね。おススメ!