幻の1940年計画―太平洋戦争の前夜、“奇跡の都市”が誕生した
- 作者: 指南役
- 出版社/メーカー: アスペクト
- 発売日: 2009/03
- メディア: 単行本
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この本にはビックリしたなあ!もう!(古い!(^^ゞ) あまり語られないが、1930年代の日本は高度経済成長期であったのだ。百貨店が次々と誕生し、人々は消費を謳歌していた。その先に来る1940年は、ビッグプロジェクトが目白押しのすごい年になる予定だった。その4大事業は、東京オリムピック(当時の表記)、万博、テレビ放送、東京〜北京を結ぶ弾丸列車(新幹線計画)が行われる予定だったのだ。
だが、日本は戦争の道を選び、それら4大事業へまい進した歴史はファッショナブルな女性とともに闇に葬られてしまった。明るい歴史は「なかったもの」と隅に追いやられてしまった。
「もし、4大事業が予定通り行われていたら―」という仮説を基に、その先に来るはずだった、もう一つの日本を検証するというハナシ。驚かない?
もしかしたら、戦前のジャイアンツのエース、沢村栄治も五輪出場していたのかも!?
なぜ、オリムピックをはじめ4つの事業が幻になったのか?結論から言うと、悪化する戦局で物資も人員も不足したからということなんだろうけど。
しかしこれらすべては太平洋戦争により中止。いや、中止ではない、失礼、延期だ。およそ20年後の1960年代から70年代にかけて、すべて実現していったのだから。
歴史に「たら、れば、もし」はないけど。やっぱり戦争って全てを奪ってしまうんだね。そして描いたことは実現するんだね!(^。^)そんなことを仕入れました。 壮大な空想物語!オススメよ!