「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「「奇」の発想 みんな「少年マガジン」が教えてくれた」(内田勝)

   


「奇」の発想―みんな『少年マガジン』が教えてくれた


子どもの頃、昭和40年代。少年マガジンは130円。父から毎週もらい近所の店に買いに行きむさぼるように読んだ。(・∀・)いわば、青春時代ではなく輝かしい「少年時代」だ。(・∀・)


そう、このブログでも少年マガジン関連本は何冊か紹介してきたよね。


「『週刊少年マガジン』五十年 漫画表紙コレクション」
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20180926


「復刻少年マガジンカラー大図鑑 ヴィジュアルの魔術師・大伴昌司」
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20170704


少年マガジンの黄金時代〜特集・記事と大伴昌司の世界〜」
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20170701
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20100403



「60年代~70年代初頭は、ベビー・ブーム世代に代表される高度経済成長期の“大衆化”時代、70年代半ば以降のライフ・スタイルや趣味の志向が多様化した“分衆化”時代を経て、いまや社会は、より深化した個的集団化現象(テレビ・ゲーム、携帯電話、インターネット、多チャンネル・テレビetc.)を特徴とする“個衆化”の時代を迎えている。本書はこれらの時代とシンクロして歩んできた著者の、21世紀への“メディアの旅”道中記であり、多くの仕事仲間をめぐる人生ドラマでもある。 マンガは子供の主食である、1枚の絵は1万字に勝る、個衆化の時代…今日のマンガ文化隆盛の基を作った名編集長として知られる著者の、体験的創意発想論にして、若人の心の糧つくりに関わった40年のメディアの旅道中記」そのエッセンスを紹介しよう。


・ぼくが社会人になる1959(昭和34)年はじつにエポックメイキングな年であった。戦後マスコミの三大潮流ともいえる、1 テレビ文化の流れ 2 週刊誌文化の流れ 3 マンガ文化の流れが、この59年春に、まるで焼け跡の瓦礫の最後の一片を押しやるようにして、いちどきに湧出してきた観がある。


・マンガ誌としては、それまで『少年』『少年画報』『冒険王』『少年クラブ』『ぼくら』などの月刊誌はあったが、週刊誌というのはもちろん出版界初登場で、講談社の動きを察知した小学館も急遽『少年サンデー』の発刊を決め、日本初(じつのところ“世界初”でもあったわけだが)の週刊誌を狙う先陣争いも熾烈なものがあったが、宿命のライバルとなる『マガジン』と『サンデー』は共に、猛ダッシュを試み、結局創刊号が仲良く同日発売なってケリがついたのだった。


「マンガの王者「アトム」に挑戦!」「受験地獄世代を癒やした0点主人公=丸出だめ夫」「少年誌と玩具とのドッキング作戦」「衝撃の「W3」「8マン」事件顛末」「のらくろに秘められた真実」「読者からの発想と梶原三部作」「マンガは主食であり、文化である」「一枚の絵は一万字に勝る、宣言」「ぼくは40歳までに死ぬ男だ」「力石徹の告別式を実況生中継」など。


やっぱり大伴昌司の偉大さがわかるなあ。当時のマガジン、読んでみたいなあ、懐かしいなあ!オススメです。(・∀・)


   


「奇」の発想―みんな『少年マガジン』が教えてくれた