ビジネスマンのための「発見力」養成講座 (ディスカヴァー携書)
- 作者: 小宮一慶
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2007/09/13
- メディア: 新書
- 購入: 13人 クリック: 274回
- この商品を含むブログ (132件) を見る
国会の議事がいまだに速記者を使っているのはなぜか?法律で定められいてるのもそうだが、録音では余計な音まで拾ってしまうが、速記者であれば、発言者に集中しているので、「正確な記録を早く作るのに、速記は向いている」らしいのだ。ようやく、いまになって速記の廃止に向け録音・録画、パソコンへの直接入力を検討しているらしいけど、人間の五感ってすごいよね!
さてこの本。同じ情報を見ても、そこから何を見るか、そもそも、見えるのかどうかは、人それぞれで異なる。そしてごく一部の人は、ほとんどの人が何も見えないでいるところに、新しいマーケットを見、新しいサービスを着想し、株価の動きを察知し、会社の売上げの動向を予測する。その秘密は何なのか?そのツボとコツが、「発見力」というもの。それを身につけるにはどうしたらいいのか?感性を研ぎ澄ますには?そのエッセンスを紹介しよう。
・セブン−イレブンのロゴが「7−ELEVEn」と、最後がnで、小文字なのをご存知でしたか?人は何万回見ても、見えないものは見えない。発見力も発想力も、基本は同じ。他の人には見えていないものを見る力です。より正確に言うと、「見える力」です。
・ものが見えるかどうかの大原則は、次の二つ。
1 気にしていると、ものは見える。
2 思い込みがあると、ものは見えない。
私たちは、関心のあるものだけ、自分にとって必要なものだけを見るようにできているのです。カメラのようにすべて写すように見ているわけではないのです。
・1 ものが見える第一ステップは関心を持つことです。
2 次に「仮説」です。正しい仮説を持つと「目利き」になれます。その「基準」や「仮説」がわたしたちの「見える力」を決定しているのです。
・小林製薬という会社は「熱さまシート」「トイレその後に」次々にヒット商品を生み出しています。なぜか?理由は簡単で、従業員が月一個、会社全体で年間三万ぐらいのアイデアを出し、 その中で厳選していく仕組みがつくってあって、年間60〜70のアイデアを商品化し、「クエスチョンマーク」として市場に投入するからです。
・人以上にものが見えるということは、人以上に関心の幅が広く、また奥行きが深いというだからです。人は、関心のあることしか、目に入らない。だとしたら、関心の幅を広げることです。幅広い関心は、ものが見えるために必須です。そして、無理矢理にでも関心の幅を広げるうえで、もっとも手軽で良い教材となります。
・ものが見えるということは、気づくということでもあります。見えるということは気づくということにつながっていて、見えると幸せになれます。
なるほど!!!ヒラメのように「目のツケどころ」が大事なんだね。(^^♪ このブログもチェックしてね。私は火曜日担当です!
SAトレーナーブログ 「目のツケどころ」