「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

『あの世に聞いた、この世の仕組み』(雲黒斎)

あの世に聞いた、この世の仕組み

あの世に聞いた、この世の仕組み

最初。この著者の名前を見て…なんて読むんだろうと思った。えっと…ウン…コク…サ…。(^u^) と思わ笑ってしまいました!


ごくフツーのサラリーマンの「僕」はセロトニン欠乏による記憶障害(うつ病の一種)その病気を治そうとお医者さんにもらったキツーイ薬を飲んだところ、突然、守護霊と話ができるようになってしまった。その守護霊は、絶妙なたとえを使ってこの世のからくりを教えてくれるではありませんか!大人気のブログの書籍化がこの本。確かに、深いよ!それにわかりやすい。そのエッセンスを紹介しよう。


脳は「チューナー(受信機)」に近いって話したよね。おまえの脳は、いま薬の影響でチューニングがこれまでちょっと違っているんだ。意識の周波数がね、現世のチャンネルから、少しだけ魂側のチャンネルに移動したんだよ。


・まず第一に、「この世」は「あの世」の一部だ。別物のように思われているけど、本当はこの二つを隔てる境界線はない。密接に関係して成り立つ一つのモノでね。「社会」という大きな枠組みの中に「会社」があるように、「あの世」という枠組みの中の「この世」なんだ。でね、「この世」の法則は、基本的には「あの世」の法則と同じなんだ。
「自分の思いそのものが、自分の現実をつくるという法則」。お前が何かを考えると、宇宙がその考えをそのまま反映し、現実を作り出す。これは地球で例えるなら「万有引力」などと同じ自然法則だと思うといい。その自覚があろうがなかろうが関係ない。宇宙は、おまえの思考をもとにおまえの現実を与えている。これが基本法則だ。


夢や希望を追い求めてはいけない。引き寄せるんだ。宇宙はバカ正直なんだよ。機転がきかない。だから、おまえの思考そのままをつくり上げようとする。おまえが、「仕事が楽しい」と感じているとき、宇宙は「楽しい仕事」をもってくる。逆に「会社に行きたくない」と思っているとき、宇宙は「トラブル」や「ストレス」を運んでくる。


・日々おまえが感じているインスピレーション(ひらめき)や突拍子もない思いつきは、その大半が私の声だ。


勉強には大切な意味がある「努力」は「自分を信じる力」になるんだ。「欲」を「目標」に変換することで、自分に嘘をつかずに夢へ近づくことができるようになる。わかるかい?「○○が欲しい」という欲望は「○○が足りない現実」をつくってしまう。
一方、「○○に近づいている」という自信・確認は「○○が近づく現実」を引き寄せることにつながるんだ。夢は追い求めてはいけない。引き寄せなさい。


「人はなぜ生まれ、なぜ死ぬのか」だって?答えようのない変な質問はやめてくれよ。(笑)もともとお前は生れてなんかいない。だから、死ぬこともない。「あの世」は「死後の世界」ってことじゃない。生と死を分ける境界線もまた「幻想」なんだよ。


・「あの世」も「この世」もひっくるめて、世界の基本的ルールは「自由」なんだ。もともと「義務」なんてものはない。宇宙はすべて「自由意思」「自主性」で運営されている。義務教育ではなく、自主的に入学する「高校」っていう設定にしてみようか。学校名は、「宇宙立この世学院高等学校。校訓は……自由」。この学校の制服は「肉体」だ。制服のデザインや変形に執着するものもたくさんいるが、それって「学業」とは全然関係ないからな。この高校の偏差値は相当低い。この学校から、校内暴力、ケンカがなくなったことがあるかい?


この学校は授業がないんだ。すべて自習。先生はいない。「あの世」的にはいるけど、「この世」的にはいない。おまえの高校の卒業アルバムに写っている先生は「学ラン」や「セーラー服」を着ているかい?教科書や教材は、出来事・境遇・出会い・その他もろもろ、おまえの目の前にあるものすべて。その教材を使って、自信の「仮説」を立証していくことが、「この世」での学びなんだよ。人間はね、この学校へ入学する際に一つの課題を与えられるんだ。「善」とは何か。別な言い方だと、人は誰しも「幸福とは○○だ」という仮説を立て、それを自分の人生において検証しているんだ。その魂が、どんな「仮説」をもち、どのような方法で検証しているか。それが「個性」になる。


・では、本当の幸せとは何なのか?いま現在の僕の仮説をあげさせていただきます。
「幸福とは、その才能に比例する」。「幸せ」は、音楽やスポーツ、芸術などと同じ、「才能」だと思うのです。例えば、「ギターを弾けるようになりたい」という願望を抱いたとします。そのためにはどんなに下手でも、実際に弾いてみなければなりません。高級なギターを購入し、教本を読みあさって、布袋さんやクラプトンのDVDを見ても、実際にギターに触れない限りはうまくならない。これっぽっちも練習もしないくせに、「僕がギターが下手なのは、教本やギターの質だからです」なんて言ったら、「おまえアホか?」ってなるじゃないですか。これを「幸せ」に置き換えてみれば……楽器や教本を「境遇・環境」におきかえてみれば…ね。「幸せを感じよう」っていってるだけなんです。よりよい環境を望むことはわるいことじゃありません。でも、それと「幸福」とは、やっぱり別な話なんです。大事なのは、「幸せになること」じゃない。「幸せであること」だ。


・キーワードのひとつは、「楽しむこと」だ。「楽しむこと」は、自分のスキルアップに直接つながる。これって、なんてステキなことだろう!そして「関心」だ。これは「情熱」という言葉で考えてもいいもしれないな。人は、「自分が関心(情熱)を寄せたもの・こと」に対して、その関心(情熱)の大きさに比例した能力を開花させていくんだ。「好き・楽しい」は「関心の高さ」の表れだ。「嫌い・楽しめない」は「関心(情熱)の低さ」の表れだ。何に関心を寄せているかで、世界が変わる。人は、自分が関心をもったものを引き寄せる。当たり前の話だね。だからほら、多くの精神世界の書籍に書かれているように「思考は現実化する」んだよ。


死後の世界のハナシ。「あのよー…(あの世)」(^^ゞ この本はなかなか信憑性が高いカンジがする。深いな。これで死による不安や恐怖から逃れられる人も多いんじゃないかな。おススメ!(^O^)/



あの世に聞いた、この世の仕組み〜僕と、僕の守護霊とのコミュニケーション記録
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