New Scientist 起源図鑑 ビッグバンからへそのゴマまで、ほとんどあらゆることの歴史
- 作者:グレアム・ロートン,ジェニファー・ダニエル
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2017/12/14
- メディア: 大型本
またまたオモシロイ本に出会いました!「この世界のあらゆるものは、どのようにして今ある姿になったのか?」銀河、生命、睡眠、貨幣、酒、文字、時間、インターネット、核兵器……。へー!なるほど!と唸ってしまう。図解がまた、わかりやすい!
最新の科学が解き明かす、万物の〈始まり〉の物語。ようこそ、森羅万象の〈始まり〉を追い求める、知的好奇心がとまらない極上のタイムトラベルへ」そのエッセンスを紹介しよう。
・宇宙では目に見えるものがすべてではない。 見えないもののほうがたくさんある。 宇宙の大方のもんと比べれば、 むしろあなたは奇妙で不合理な存在なのだ。 実際のあなた自身やあなたが大切にしているいろいろなものは、 宇宙の中では10%に満たない少数派の材料でできている。 宇宙の大部分は、 暗黒物質と暗黒エネルギーと呼ばれる謎の存在だ。2つとも、 宇宙にまつわる最大の謎である。 その実態は誰にもわかっていない。
・今度。車かバスか列車で出かけることがあったら、 思い出してほしい。あなたが旅をできるのは、 化石になった太陽光のおかげだということを。そして、 その化石は何千年あるいは何億年もの間、 日の光を見ることなく眠っていたのだということを。
・鳥やミツバチ、そしてもちろんノミも。植物、カビ、 それからアメーバも。こうして考えると、 セックスは普遍的なもののように思えてくる。 しかし生物学的な観点から言えば、それは少数派の営みである。 宇宙に生命が誕生してから20億年間、 セックスは存在しなかった。今だって、 地球で一番数の多い生物である細菌と古細菌は、 わざわざそういうことをしない。確かにセックス( つまり有性生殖)の明らかな役割は、多様性を生み出し、 進化の源になるのだ。 遺伝子情報を混ぜ合わせたり組み換えたりすることで、 種の適応が促進される。大きな疑問の一つは、 有性生殖の効率がひどく悪いことだ。
「なぜ虫は、こんなにうようよいるのか?」
科学者は毎年2万種近くの新種の生物を報告している。 半分以上が無脊椎動物でそのほとんど(約1万種)は昆虫だ。 数の比率でいえば、地球上のすべての人間を一人に対して、 昆虫が10億種以上いる計算だ。 昆虫は陸地を支配した最初の動物であり、 南極大陸を含むすべての大陸に上陸している。 そしてほぼ絶滅することはない。手短に言えば、 彼らは地球上を歩いたり飛んだりするすべての動物の中で一番の成 功者だといういことだ。
今から3億年ほど前、昆虫たちは突然大きくなった。 肉食性のメガネウラというトンボの仲間は翼長が最大70cmもあ った。この変化の引き金を引いたのは酸素だ。 当時は樹木を分解する微生物がいなかったため、 木が朽ちることがなかった。結果として酸素濃度が31% に達した。これは現在の1.5倍の高濃度だ。 昆虫たちは細い管を通して息を吸い、 その中の酸素を体内の各組織に届けているが、 このプロセスが昆虫の大きさを規定する。 つまり酸素が多く届くほど昆虫は大きくなれるのだ。
特に、「なぜ私たちは眠るのか?」「目はどのように進化した?」「 サルはいかにしてヒトになったのか?」「最初の言葉は何だった? 」「なぜ私たちは友人を作るのか?」「 なぜ私たちは何の値打ちもない紙切れを金のように扱うのか?」「 肉に火を通すようになったのは居つ?」「 私たちはどうやって動物を飼いならしたのか?」「 私たちはいつから神を崇めるようになったのか?」「 私たちはいつからお酒を飲むようになったのか?」「 なぜ私たちには、こんなにたくさんの物が必要なのか?」「 私たちはいつから文字を書くようになったのか?」「 私たちはどのようにして、「無」を発見したのか?」「 私たちはいつから物の寸法を測るようになったのか?」「 誰が最初に時間を気にするようになったのか?」「奥深き「12」 の世界」「世紀の大発明、元素表の全貌」「 なぜ車輪を発明するのに、そんなに長い時間がかかったのか?」「 私たちはいつから電波に乗せて話をするようになったのか?」「 なぜ私たちはQWERTY配列のキーボードを使い続けるのか?」 「人はいかにして世界の破壊者になったのか?」など。
どのページから読んでもオモシロイ!子どもは自由研究にも使えるかもね。超オススメです!(・∀・)♪
New Scientist 起源図鑑 ビッグバンからへそのゴマまで、ほとんどあらゆることの歴史
- 作者:グレアム・ロートン,ジェニファー・ダニエル
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2017/12/14
- メディア: 大型本