「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメン

ウチのトレーナーでもあり10年来の親友でもある橋本から、紹介されて読んだのがこの本!(^J^) 長いタイトルだから途中で途切れちゃった…!表紙にはアキバ系が喜びそうなイラスト。この本が机の上にあると、「とうとう輝さんも、こっち系に走ったんですね〜!」と誤解されそうだけど…いやいや、めっちゃ面白かった。途中でウルウルきてしまった…。(T_T)


公立高校野球部の新人マネージャーみなみは、本屋で、マネージャーとかマネジメントの本あります?といって勧められたのがあのドラッカーの経営書『マネジメント』「あれっ?これ野球とは全然関係ないじゃん…!」ととまどうのだが。実は、野球部を強くするのにドラッカーが役立つことに気付く。そして、みなみには一つの信念が芽生えていた。「迷ったら、この本に帰る。答えは、必ずこの中にある!」
そして、みなみと親友の夕紀、そして野球部の仲間たちが、ドラッカーの教えをもとに力を合わせて甲子園を目指すのだが…。


なるほど!やっぱり一流のツボとコツというのは、あらゆる側面でも加工して応用できるんだね。経営も、家庭も、あらゆる組織にも使えるなあ!


・マネジャーの仕事は、体系的な分析の対象となる。マネジャーにできなければならないことは、そのほとんどが教わらなくても学ぶことができる。しかし、学ぶことのできない資質、後天的に獲得できない資質、始めから身につけていなければならない資質が、ひとつだけある。才能ではない。真摯さである


「じゃあ、質問です―野球部とは、一体なんでしょう?野球部とは何か?野球部の事業とは何か?何であるべきなのか?マネジメントをするためには、まず初めに『組織の定義付けから始めなければならないんだって』


結論から言うと、みなみが部員を先生を学校全体を巻き込み、念願の甲子園初出場を決めるのだが、ラストシーンの言葉がまたまた興味深い!


「甲子園では、どんな野球をしたいですか?」インタビューはキャプテンの正義に聞いた。

「あなたは、どんな野球をしてもらいたいですか?僕たちは、それを聞きたいのです。ぼくたちは、それをマーケティングしたいのです。なぜなら、ぼくたちは、みんながしてもらいたいと思うような野球をしたいからです。僕たちは、顧客からスタートしたいのです。顧客が価値ありとし、必要とし、求めているものから、野球をスタートしたいのです」


おそらく今年のベスト3に入る名著!読むべし!(^−^)

─新刊JP─
http://www.sinkan.jp/radio/radio_1018.html