「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『オール1の落ちこぼれ、教師になる』(宮本延春)

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いや〜!この本にはびっくらこいた!感動した!壮絶な人生っ!(>_<)タイトルから惹かれるよね!全国に衝撃を呼んだ「オール1先生」初の著書っていうけど、知らなかった…!


中学卒業の学力は漢字は名前しか書けず、数学は九九が2の段まで。英語の単語はBOOKしか知らない落ちこぼれの原因が「いじめ」だった。やがて、ひきこもり、学校嫌いになる。やがて今やっている授業が英語なのか数学なのかの区別もつかなくなった。物を作ることが好きだという理由だけで中卒で「大工への道」を選択し、工務店の見習い小僧になった……。 十六歳で母を、十八歳で父を病気で亡くし天涯孤独の身になった…。最高記録では、パン屋でもらったパンの耳をかじりながら一カ月13円で暮らしたこともある…。


そんな著者は、すべてのどん底から、23歳でアインシュタインのビデオに触発されて物理学に興味を持ち、一念発起して、24歳で定時制高校入学(私立豊川高校)。全国模試で上位に、数学は県内トップになる。27歳、難関国立大学に合格(名古屋大学)。大学院まで9年間研究に没頭する。37歳現在、私立豊川高校教諭になる。落ちこぼれの気持ちがわかる「オール1先生」として活躍中!氏は語る。「 勉強ができない子どもほど可能性はある。目標を持てば必ず夢はかなう。皆さんにも私の体験を知ってもらいたい」と。そのエッセンスを紹介しよう。


・教科指導で心がけていることは二つ。1 考える力を養う 2 落ちこぼれをつくらない。私は「それぞれの生徒の分かるところから始める」という授業に徹することにしました。生徒が分からないと言えば、中学校の内容でも、小学校の内容でも、生徒が分かるところまで戻りながら何度でも説明を繰り返し、理解しなければいけないポイントを根気よく話します。そして、もう一度分からなかった問題を考えてもらい、最後の答えは必ず生徒自身に出してもらうようにしています。このプロセスを経験することが、論理的・合理的な思考につながっていくのです。


・彼女も力を貸してくれました。23歳になって、小学三年生のドリルから始めた次元の低い受験生を笑うこともなく、分からないところを教えてくれたり、励ましてくれたりしました。彼女の期待にも応えられるよう、私は食事と仕事と寝ているとき以外の時間はすべて勉強に費やしました。


私が大学生になったのは27歳。猶予の時間なんてありません。自分がやりたいことは物理の勉強です。受験時代と変わりなく寸暇を惜しんで勉強しました。私は大学に通っていた数年間、自宅と大学の往復以外にはどこにもいったことはありません。これから大学に進学する方がいたなら、ぜひ実行してほしいことがあります。「勉強のよく出来る友達」をたくさん作ること。飲み友達ではなく、勉強友達をつくれば必ずプラスになります。


「他人に説明できて、初めて、その知識が本物であることが証明される」というのは、物理学に限らず、あらゆる分野で共通する常識です。


ん〜!勇気づけられるなあ!(^−^)この集中力!爪の垢でも煎じて飲みたい!おススメ!

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