「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜ビートたけし童話集…『路に落ちてた月』

明治大学駿河台(文系)のOBはたくさんいるんだけど、生田(理系)のOB先輩は結構少ないんだよね〜。(^^ゞ
植村直巳氏、西田敏行氏、東京ヤクルトスワローズ監督・高田繁氏、かぐや姫山田パンダ氏、そしてやっぱり、「世界のキタノ」ことビートたけし氏とお兄さんの北野大氏兄弟がいるけどね。(^^♪しかし、この本はケッサクだったね〜。( ^)o(^ )

BOOK〜超・毒舌漫才復活!…『漫才』(ビートたけし

http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20090717


えっ?ビートたけしが童話を書いていたの?って思い手に取ったのがこの本。読んでみると、

童話というよりも、小噺のようでもあり、ギャグネタのようでもあり、新しい童話(?)が満載!ほとんどが数行または長くても2ページだから読みやすく、オモシロイ!

氏は語る、「少年時代から、俺の周りにいた、酔っ払い、頑固オヤジ、セールスマン、ヤクザ、自称金持ち、お巡りさん、失業者、田舎の子、バスガイド、正体不明の女…いろんな人にしゃべったり、聞いたりした話です」

その中で私が気に入った話をいくつかを紹介しよう。(^−^)


『…のようなもの』

ある男が道を歩いていると、犬の糞のようなものが落っこっていた。よく見ると、やっぱり

犬の糞で、臭いをかいだらやっぱり糞で、指で触ったら、やっぱりうんちで、舐めてみたらうんこで…。

あーよかった踏まなくて。男は安心して歩きだした。


『かくれんぼ』

子供のとき、かくれんぼしたら、山田くんがなかなか見つからなかった。夜になったので、家に帰って

その事は忘れていた。そのあと村では、山田くんがいなくなって、神隠しにあったという事になった。

大人になって、もうその事は忘れてしまったが、ある日、会社に行く山手線でこっちを見てる奴が気になった。

よく見ると、山田に似てる奴なので、「山田か」と聞いた。「ああ、見っかっちゃった、こんどは僕が鬼だ」


『師匠の靴下』

ある大阪の大御所お笑い芸人が、弟子と一緒に新幹線に乗った。最初に、弟子がトイレに入ったところ、ちょうど

トイレットペーパーが無く、用を足さずに諦め、そっと出て来た。席に戻ると、今度は師匠が立ち上がり、トイレに入っていくではないか。あっ、大だったらまずいなあ、と思ったが師匠はなかなかトイレから出てこない。

あっ、紙が無くて困ってるんだ、と思い、弟子はトイレの外でティッシュを持ち待っていた。すると、師匠は平気な顔をして出て来る。なんだ大丈夫だったんだ、師匠はティッシュを持ってたんだな、と思い、何気なく後ろ姿を見たら、師匠は右の靴下を穿いていなかった


巻末の「そして、おまけ」にある「大人の問題集」は、さすが世界のキタノ!笑ってね!おススメよ!(^◇^)