- 作者: ビートたけし
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2004/06/01
- メディア: 文庫
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植村直巳氏、西田敏行氏、東京ヤクルトスワローズ監督・高田繁氏、かぐや姫の山田パンダ氏、そしてやっぱり、「世界のキタノ」ことビートたけし氏とお兄さんの北野大氏兄弟がいるけどね。(^^♪しかし、この本はケッサクだったね〜。( ^)o(^ )
BOOK〜超・毒舌漫才復活!…『漫才』(ビートたけし)
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20090717
えっ?ビートたけしが童話を書いていたの?って思い手に取ったのがこの本。読んでみると、
童話というよりも、小噺のようでもあり、ギャグネタのようでもあり、新しい童話(?)が満載!ほとんどが数行または長くても2ページだから読みやすく、オモシロイ!
氏は語る、「少年時代から、俺の周りにいた、酔っ払い、頑固オヤジ、セールスマン、ヤクザ、自称金持ち、お巡りさん、失業者、田舎の子、バスガイド、正体不明の女…いろんな人にしゃべったり、聞いたりした話です」
その中で私が気に入った話をいくつかを紹介しよう。(^−^)
『…のようなもの』
ある男が道を歩いていると、犬の糞のようなものが落っこっていた。よく見ると、やっぱり
犬の糞で、臭いをかいだらやっぱり糞で、指で触ったら、やっぱりうんちで、舐めてみたらうんこで…。
あーよかった踏まなくて。男は安心して歩きだした。
『かくれんぼ』
子供のとき、かくれんぼしたら、山田くんがなかなか見つからなかった。夜になったので、家に帰って
その事は忘れていた。そのあと村では、山田くんがいなくなって、神隠しにあったという事になった。
大人になって、もうその事は忘れてしまったが、ある日、会社に行く山手線でこっちを見てる奴が気になった。
よく見ると、山田に似てる奴なので、「山田か」と聞いた。「ああ、見っかっちゃった、こんどは僕が鬼だ」
『師匠の靴下』
ある大阪の大御所お笑い芸人が、弟子と一緒に新幹線に乗った。最初に、弟子がトイレに入ったところ、ちょうど
トイレットペーパーが無く、用を足さずに諦め、そっと出て来た。席に戻ると、今度は師匠が立ち上がり、トイレに入っていくではないか。あっ、大だったらまずいなあ、と思ったが師匠はなかなかトイレから出てこない。
あっ、紙が無くて困ってるんだ、と思い、弟子はトイレの外でティッシュを持ち待っていた。すると、師匠は平気な顔をして出て来る。なんだ大丈夫だったんだ、師匠はティッシュを持ってたんだな、と思い、何気なく後ろ姿を見たら、師匠は右の靴下を穿いていなかった。
巻末の「そして、おまけ」にある「大人の問題集」は、さすが世界のキタノ!笑ってね!おススメよ!(^◇^)